コンピテンシーとは、能力・資格・適性の意味です。

人事評価制度においては、業績優秀者が保有している能力のこと。業績優秀者の行動パターンからその特性を抽出し,人事評価の具体的基準とすることです。
特に顕在化された能力の発揮度を評価するものです。

大事なのは業績優秀者の行動パターンから人事評価の基準を作るというところです。優秀な方を模範として人事評価を行うべきです。自社の平均的な社員より少し上くらいの評価の方を基準としていては、会社は伸びません。

あるべき論からスタートすべきです。

それと潜在能力を顕在化するように指導することと、そのような方を評価することが大切です。また、そのような行動を取れたかどうかを評価できる力を上長の方が持つことも大切です。

また、各自の役割に求められる行動を評価基準とし、どれだけ力を発揮できたかを計ることも大切です。

人は皆、磨けば輝くものです。環境や上司の変化でも変わる可能性があります。
後は自分の気付きだけです。

上長の方も以下のようなことに留意して指導されてはいかがでしょうか?
①自発性を発揮させる
②興味を感じさせる
③個性を伸ばす
④直接体験させる
⑤自己研究させる
⑥集団活動を促進する

いつ、どこから人は変わるかわかりません。だからいろんなチャンスを与えてあげるべきです。本人が気付くまでは・・・

会社にとって大事なのは、気付きから能力を発揮してくれるようになることです。自主的に能力を開花させてくれることが一番のプラスです。

そのことに重点を置いて教育を行っているかどうか、再確認して下さい。
教育とは、潜在化した個々人の能力を発揮させることだと思います。