事業は組織で決まります。ところが業績不振の企業ほど、組織の見直しがされていません。何年もそのまま。。。それに小さな規模の会社では、組織を大きく変えることもできません。

一番先に手を付けなければないのが組織です。動かしたくない、動かせないと悩んでおられると思いますが、組織の硬直化ほど企業病で重い病はないです。

できる限り組織の若返りを考えるべきです。組織が硬直化してくると、対応策が同じになり、業績の回復が遅れます。

はっと気が付くと、部長職以上の方の高年齢化が進み、採用もストップとなると、出口が見当たらなくなります。

若返りを図ろう!常にその意識を持って人事施策を打つことも大切です。1年間で最低10%は人の入れ替わりが必要だとも言われます。

離職率が高いのは当然良くないですが、それ以上に人の入れ替わりが全くない企業の方がもっと問題です。

業績が下降線をたどれば、どこかで大ナタを振るうことも必要です。それはトップの決断しかないです。

そのままの状態で業績は回復するでしょうか?
もう少し景気が回復してくれれば、うちの業績も良くなるのだがなぁと思っておられませんか?それでは根本的な改革になっていません。

企業は組織、つまり人事で決まってきます。どうデザインして行くかそれが一番大切です。

最低、半年に1度、組織編成会議を行っているでしょうか?社長の頭の中にあるだけでは良くないです。きっちりと会議を開催されることをおすすめします。

また、来期の組織はもう想定されていますか?売上高や粗利高よりもどんな組織で望むのか、それをまず考えて下さい。

組織に数字が付いてきます。予算未達の原因は、組織のあり方にあります。
だから、予算に見合う組織にすることです。

組織を重要視して考えている企業ほど、予算に大きなブレがないと言われます。業績が芳しくないなら、期の途中であっても見直しされてはと思います。