伝票処理が遅いとなぜいけないのか、それを教える必要があります。
営業担当者は、数字を作ることで必死。請求書を発行し、回収するというところまで発想が行っていない方もおられます。

取って来るだけではダメで、回収業務や回収意識を持たせることが大事です。
経理担当者の方はいつもやきもきされています。

月末に全伝票が上がって来て、そこからすぐにすべての請求書を発行できるでしょうか?

少しでも早く伝票処理をし、早く送れるところは早めに送付することが大切です。

請求書を少しでも早く送れれば、早く回収できます。そうすると必然的に資金繰りが楽になるのです。全社一丸となって、請求書が早く出る体質を作りませんでしょうか?

こういう意識を持って仕事をしていただけないと困ります。
特に管理職の立場にある人は、売上だけでなく現金回収までチェック・管理が必要です。伝票処理を行い、業務完了書に押印して、経理に回す。単純な作業なんですが、日々の業務に忙殺されてできていないところが多いです。

営業からは、毎日忙しいので、伝票処理をする時間がないと愚痴られます。
でも会社的には、1件の受注よりも請求書発行、回収の方が大事な場合だってあります。

営業マンの言うことばかり聞いていては、会社は潰れます。会社は売上が下がって潰れるということはないです。現金が入ってこなくなってショートするのです。

営業マンに数値管理の大切さを教授することが大事ではと痛感しています。おそらく逆の立場になれば理解できると思います。売りは立っていても現金が入ってこない状態が一番危険です。

自分の机で伝票が止まっていないでしょうか?

伝票処理するコツは、出社時間から始業時間までをその時間に充てるのです。決して、仕事が終わってから夜やろうと思わないことです。

資金繰りの改善は、請求書発行を早くするという小さなことからです。
もう一度社内で意識統一を図り、取り組むべきだと思います。