企業再生を行おうとされている企業は、問題や課題が山積み。何から着手して良いのやら迷われています。私たちもます面談ヒアリングさせていただき、どのようなことが起こっているのか把握させていただきます。

しかし、改善・改革を一度に進めるのは無理です!
全部やらなければならないのはわかりますが、全部できるでしょうか?
優先順位を付けて取り組むことです。業績が悪いからと言って、あらゆることを改善・改革するとどこか歪みが出てきます。それでは意味がないです。

そこで提案ですが、まずは諸規程の見直しから始められてはいかがでしょうか。
ルールが先です。焦ってはダメ!

会社の柱となる諸規程類をまず見直すこと。そこからです。
戦略やマーケティング面が気になられるのはわかりますが、会社の体をなしているかどうか、従業員がモチベーションを上げれる職場になっているかどうかそこにメスを入れるべきです。

従業員の方のヒアリングやアンケートから出て来る不満は、休みの問題と給与の問題です。休暇や手当など、今の時代に合ったものに修正・変更が必要です。

そうすると最終的には就業規則の改定というところに落ち着きます。

でも従業員の方からすると会社は何を改革しようとしているのか不安だと思いますが、就業規則を改定し、新しく会社が再出発するんだということを示せばわかりやすいと思います。

あぁこうなるんだ、こう変わるんだ!というものをまず先に示すことです。
改革は従業員の環境整備からです。モチベーションを上げて仕事をしてくれる環境を作って行くことです。

焦っていろんなことを改革し、従業員の心が離れていっては意味がないです。
プロジェクトチームを結成して問題点を洗い出し、実行するにしても改善内容を公開することです。

密室での検討にならないように・・・

従業員の生活を豊かにするために改善・改革が行われているということを示すことです。

そのためにも諸規程の見直しが必要です。
企業再生は、ルールづくりから。
目に見えてわかるところから着手されるのが良いのではと思います。