いつもこの言葉が面談中に出てきます。

解雇したいと言っているのではなく、少なくとももらっている給料分くらいは仕事をして欲しいということです。

その自覚を持って、何か会社にプラスになることはできないかと考えて欲しい。
目先の売上だけでなく、管理業務などすべての面において管理職の方は仕事をして欲しい。
という希望をよくお聞きします。

従業員の仕事の質を上げたい。
そうすれば、業績なんてすぐ上がるのになぁ~と思っておられる方が多いです。

ごもっともな話なんですが、これが中小企業の現状です。

給料に見合った仕事をしていない人がたくさんいるのが中小企業なのかもしれません。でもそうは言っておれません。中身のある仕事をしていただかないといけません。

では根本原因はどこにあるのでしょうか?
特に動きが悪い、仕事の質があまり良くないと見受けられるのは、古手の社員の方々。今の状況では、とても改善・改革路線についていけません。でもそのことも中小企業では当たり前。中間管理職の方の指導不足が、根本原因です。

このような状況の企業様では、中間管理職の方の教育に力を入れさせていただきます。そこを改善しない限り、様々な問題が必ず出てきます。

管理職の方が管理職の仕事をしていないからです。売上を作る仕事が自分の仕事だと思っているからです。人を管理したり、店を管理したりと管理職に任された大事な仕事があるはずです。

管理ができない人を管理職にされていませんでしょうか?
売上を作るのが上手な人が管理職では、実は困るのです。でもほとんどの中小企業が昇進昇格の第一基準が売上になっており、その比重が高いです。

会社の規模が大きくなったらわかってくるはずです。売上以外のものが大事であることを・・・

そのために給与に見合った仕事をしているかどうか、考課表が必要になってきます。給与に連動云々を言っているのではなく、そのようなシートを活用して少しずつレベルアップを図ることが大切だと言うことです。

口で指導するのではなく、何か書いてあるもので指導する方がやりやすいはずです。そのための道具づくりが会社側、特に本部で必要になってきます。

給料に見合った仕事をしていただくためのツールづくり。
それが中小企業に一番欠けているのではないでしょうか?
手間がかかってもそれを作って行かないと解決策は見えてきません。