いつも聞かれます。
「武内さんのところは社員はいらないのですか?」と・・・

会社、事業というとすぐに社員数。
これでは新しいビジネスモデルを構築することが難しくなります。

社員として雇用しなくてよいビジネスモデルを考えることです。

社員が全くいなくて良いというのではなく、幹部や幹部候補生以外は、社員にしないビジネスモデルが大事だということです。

企業を社員数で評価する時代は終わったように思います。
中身の問題です。見栄の数値では意味がないです。

これからの雇用を考えると、おそらく中小企業は、幹部候補生しか社員にしないでしょう。幹部候補生以外の方は、それ以外の雇用形態で雇用されると思われます。

それくらい社員になるハードルが高くなると思います。学校を卒業すると自然と就職が決まるなんてことはないでしょう。また、社員として雇用されるかどうかもわかりません。

3か月の見習い期間ではなく、3か月や半年で今後幹部候補生になるような人物かどうか図られます。

かなりの自己研鑽を行わないと、企業側が受け入れてくれなくなるでしょう。
能力と会社に対する愛社精神を問われます。

社員になろうと思えば、自分の最高の能力を発揮するだけではダメ。
その会社や社長、従業員すべてが好きで好きでしようがないくらいに愛着があるかどうか・・・

逆に企業側も幹部候補生しか社員にしないと決めれば、トップや会社の姿勢を明確にしたり、職場環境を整備して行く必要があります。

従業員から好かれる会社、好かれる職場にしないといけません。
でもそうすることによって、さらに強い企業が生まれます。

雇用に対する考え方が徐々に変化して行くような気がします。
綺麗な三角形のピラミッド組織にこそ弱点があるかもしれません。

幹部候補生が多い企業こそ業績を伸ばしそうな予感がします。