売上が少ないから赤字なのか?ビジネスモデル自体が古くなったのか?

当然不振企業様は両方です。

しかし、固定費が少ないため、少し手を打たれると改善の余地はあると思います。

業績低迷の理由は、ほとんどが客数減から来ている売上の減少です。
施設の老朽化とともに、積極的な販促を行わなかったためにどんどんお客様が逃げて行かれています。

だから他の業種よりも改善スピードが速いはずです。集客に力を入れると成果が出やすいです。補修・改修も必要かもしれませんが、この1点で十分です。

粗利の高い業種の立て直しは可能性があります。
集客や売上さえ上がれば、利益が出る仕組みになっています。

ただし、ホテルのビジネスモデルを考えた場合、旧来の方と新規参入されてくる大手さんとでは一つだけ大きな違いがあります。

それは人件費です。
社員比率が10%以下。

粗利以外に一人当売上高の指標が高いです。だから余計に儲かる仕組みになっています。儲かっているホテルほど、女性比率が高いです。

急に新しいビジネスモデルに変化はできなと思いますが、昔から事業をなさっているビジネスモデルの場合、社員比率は従業員の半分くらいが普通のようです。すぐに理想の数値にしようとするのには無理があります。辞めていただいたり、雇用形態を変えることはできないと思います。

そこで、皆さん悩まれます。このままならさらに赤字が続くと・・・

急に変えれないものを変えようと思っても変えれないはずです。
だったらできることはないか?どうすれば良いのか?
やっぱり集客を上げて、客数を増やすことです。
利益の出ているビジネスホテルの平均稼働率は70%を超えています。

稼働率が70%あれば、少々の経費は飲み込んでしまうでしょう。
ビジネスモデル自体は、やはり時間をかけてゆっくりと理想へ変えていくのが良いのではと思います。

大きな補修・改修の必要性がある前までがチャンスです。
その間に目一杯集客を図ることです。

この集客に対する販促費が出るかどうか?それが一番の鍵です。
販促費も捻出できないようだったら厳しいでしょう。
販促をかけれる状態の時にかけて事業の立て直しを行うことです。

稼働率を上げるという命題があります。
それに向かってどう対応するか?答えは見えています。

あれこれ悩まれずに、稼働率アップをお考えになられては・・・