視界性とは「看板や店舗がどのように見えるか」ということです。

注意しなければならないのは「見えているつもりが実は見えていない」
という現象がおこることです。

例えば、周辺に多くの看板があるところに自店の看板を掲げても、
看板群の中に埋もれてしまいます。
そこでは、多くの歩行者が自店の看板に気づかない恐れがあります。
また、レンガ色の建物にレンガ色の看板を掲出しても、
溶け込んでしまって識別されにくくなるでしょう。

このように、周辺の景色に溶け込んでしまうことで、
自店舗の看板が見えにくくなる、気づきにくくなる現象を
「視界融合」と呼びます。

視界融合には、色彩融合とフォルム融合の2つがあります。

色彩融合は、看板の色彩と周辺の建物や背景の色彩が
似ているときに発生しやすくなります。
周辺に赤系の建物や看板が多ければ、
自店舗は青、黄、またはモノトーンにするなどの工夫が必要でしょう。

フォルム融合のフォルムとは「形状」のことです。
街の中には縦のライン(建物や電柱)や横のライン(電線や窓枠)
及び長方形・正方形のものが溢れています。
看板に斜線や曲線、その他のフォルムを用いることで、
周辺景色との融合化を防ぐことができます。
また、看板を回転させるなど、動きをつけることも有効な手段です。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
出店可否判断にご利用ください。
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