同じ建物に他の店舗と一緒に出店する“共同出店”では、
看板も他の店舗と共同で掲出しなければならない場合があります。
こうした看板を「共同看板」と呼びます。

共同看板には多数の店舗の情報が含まれるため、
歩行者は看板全体を知覚することはできても、
一目で個々の店舗を識別することはできなくなります。

こうしたことを避けるためには、共同看板とは別の独自の
看板を掲出することが望まれます。

実査では、こうした看板の設置が可能であるかを
チェックするようにします。
また、状況によってはオーナーなどとの交渉が
必要なケースもあるでしょう。

もし、単独看板の掲出が不可能な場合は、共同看板に工夫をして、
多少なりとも人々が気づきやすくなるようにするしかありません。

有効な方法としては、周囲の他店の看板に溶け込まないように、
文字やロゴの色彩・形状を工夫することが挙げられます。
周囲に赤色系のものが多ければ自店舗は黄色系にしたり、
直線を基調にしたデザインが多ければ曲線を用いたりします。
周囲の看板と対比させて溶け込まないようにするのです。

●視界性も含めた「立地調査」をいたしております。
出店可否判断にご利用ください。
http://www.sorb.co.jp