建設会社がマンションを新築し、建設会社の系列
 の会社がそのマンションの管理を行い、修繕工事
 も管理会社の主導で系列会社が行うという例が多
 い。そして、マンションの建替えを最初の建設会社
 が行うとなれば・・・・・

  新築マンションの管理については、系列の管理
 会社が行うという例が多い。どうしても、最初の管
 理組合の成立等が分譲主(売主)主導でなされる
 ため、その影響が大きいからである。マンションを
 建設した建設会社が売主である場合もあるし、そ
 うでないときは、売主は、建設会社に管理につい
 ても、世話をしてもらうからだ。

  そのこと自体はそんなに問題ではない。しかし、
 最初がそうであるため、管理会社が、管理組合に
 対して優位な地位にあるような勘違いを生じ、管
 理組合の運営に不当な口出しを行っている例が
 多いのである。

  いうまでもないが、管理組合と管理会社は対等
 な当事者として契約関係にあり、どちらかが優位
 な立場にあるわけではない。いつでも、管理会社
 の変更ができるのだ。

  管理会社にとってそのマンションの寿命が長く
 なることはあまり関心がない。管理費をもらい、
 時期がくれば、積み立てた修繕費用の範囲内で
 修繕を行い、時期がくれば、建替え工事を行う方
 向に持っていきたいと思う。その建替えを系列会
 社にしてもらえれば、相当な利益になり、また、
 引き続き管理を行うことができる。これは相当に
 穿った見方のようだけど、これが本音だ。

  しかし、右肩上がりの経済成長がなくなり、そう
 そう簡単に建て替えができる状況ではない。今
 住んでいるマンションを長持ちさせるような修繕を
 行い、快適なマンションライフを過ごすことが求め
 られている。いろいろエコが言われているが、これ
 もエコの一つである。

  建設会社はどんどん工事をすることが利益であ
 り、何かあれば工事をすることを望む。マンション
 が長持ちすることは、むしろ望まない。100年住宅
 などと一時言われていたが、なんかうやむやにな
 っているような気がする。

  これからのマンションの一番の問題は、修繕積
 立金の不足だと指摘されている。
  マンション管理会社はそれを知っていながら、
 管理組合に提案しない。日頃は余計なことまで
 口出ししながら最も肝心なことについては、口を
 つぐんでいるのだ。

  うっかりこれを提案すると、自分たちの管理費を
 削られことを恐れているのだ。マンションを適正に
 修理し、快適なマンションライフを楽しむために最
 も必要なことについて、知らん振りをしているとい
 うことを知らなければならない。

  マンションの管理組合の役員や住民は目先の
 ことにとらわれて、将来を見失うことのないように、
 くれくれも注意しなければならない。

 ※エースマンション管理士ホームページhttp://acemansyonkanri.law.officelive.com/