今ではないです。先行きや将来が見えなくなると不安になります。
今不安定で、見えなくても何とか頑張れるものです。しかし、先行きが見えなくなると急に不安になります。

今の組織の中で出世できるのかなぁ?
給与は今後上がらないのかなぁ?
会社は潰れずに、生き残って行くのかなぁ?
といろいろ考えます。

先行きが見えるからこそ今を頑張ります。その先行きを会社は従業員に見せることが大切です。

業績を公開する。
昇進昇格者を毎年出す。
新しいものに着手する。
何か社内で動きがあることを毎月、情報公開すべきです。それに乗ってこれないなら仕方ないと思います。ただし、乗って来れるような情報を常に公開し続けることです。

先行きの不透明感はどの企業でも同じです。でもできることはたくさんあります。どの方向へ向かいたいのか、それを指し示すことは可能だと思います。

安定した生活を守る以上に、先行きが見える経営をすることです。経営を安定化させるのではなく、将来が見えるようにデザインし続けなくていけません。

今で精一杯というのもわかりますが、従業員からすると、先行きや将来について知りたいというのが本音かもしれません。

今つらくても安定していなくても将来が見えるならそれに向かって頑張ることができます。経営とは安定化させることではなく、従業員の不安を取り除くことが大切ではと思います。

それと従業員を不安にさせないためにも対話が必要です。トップと向き合って話ができる時間を毎月取ることです。

距離ができるとまた不安になります。

不安を持っていない人はいないと思います。でも不安な人ほど、自分だけが特に不安だと思っています。

先行きが見えるようにするには個々人の努力も当然大事ですが、会社としても協力して上げる必要がありそうです。