いつも頭を悩ませます。
部門別評価の場合、売上高や原価率、人時売上高など数値に置き換えることができるものがたくさんあります。

しかし、接客サービス係の方をどう評価すれば良いのか?
接客サービスに関する項目を列挙し、できているかできていないかをチェックすることは可能です。でもそれも個人レベルでの評価にしかなりません。

やっていただいて当たり前の部分も出て来ると思います。
ではどうすれば良いのか・・・

接客サービス係としての自社の基準レベルを決める必要があります。一番出来るか方を基準に指導すると、スタッフはきついでしょう。あそこまでになるのは無理とあきらめてしまいます。

大事なのは、もう少し努力すれば私もあれくらいにはなれそうだという基準を設けることです。

頑張ったらたどり着けるハードルが大事です。このハードルの設定の仕方でモチベーションは変わってきます。

接客サービス係の場合は、この評価がストレートにお金になって跳ね返ってくる訳ではないです。お金ではないモチベーションアップの指導方法を考えないといけません。

接客サービスすることが好き。お客様にありがとうと笑顔で言われることが何よりのモチベーションにつながると思えるスタッフを作ることです。

お客様と接して何か役に立ちたいと思えるようになることです。
成果や結果が出なくてもそのような心を持って仕事をしていることが大切です。

評価項目が満点でも心がなければ意味がないです。

会社側としては、個別に評価することも大事ですが、接客サービス係の方が今後さらにスキルアップ、モチベーションアップできるものを提供して行くことも大切ではないでしょうか。

働きがいを実感できる職場にすることです。

お金ではない還元の仕方、評価の仕方を考える必要があります。
ただし、「良く頑張っていただき、ありがとうございます。」という言葉だけでは寂しいです。

会社として何をしてくれるのか?それを期待されています。

接客サービスの方にアンケートや面談で意見を聞かれたらいかがでしょうか?
建設的な意見も出て来ると思います。現場の改善は、現場の声からです。

出来る方ほど、自分の個人の評価のことについてではなく、もっと会社がよくなって欲しいと願われています。

期待に応えてあげて下さい。