会社の規模が大きくなるとどうしてもお付き合いが増えます。

接待交際費や交通費ではなく、意外と諸会費が多いのです。

経費削減の現場では、何とかして目標数値を達成しようとしますが、諸会費は気が付かないです。あれよあれよという間に、ある程度の金額になっています。

特に、歴史や暖簾のある企業ほど、お付き合いが必然的に多くなり、金額もばかになりません。

活きた会合に参加し、会社として身になっているのであれば良いですが、ほんのお付き合いが山となって積もっている場合があるようです。

例えば1万円以下の会費なので良いやと稟議を切っていると、いつの間にかそのようなものが貯まってしまいます。

退会すると、直接売上に影響するでしょうか?
お客様は来なくなるのでしょうか?

最初は、入会すると少しでも売上につながるのではという期待感もあったでしょう。でも一旦、一つ一つの会合からの売上を集計してみて下さい。

単なるお付き合いなら、経費削減対象です。
見栄で経営はできません。いつまで続けられるつもりでしょうか?

諸会費だけは手を付けないという方もおられるようですが、それでは示しが付かないのでは・・・

逆に、諸会費ほど止めることは簡単なはず。
出て行く水を止めないといけません。

社長のお付き合いでなかなか誰も言いだせないということもあると思いますが、勇気を出して皆がチェックして下さい。

それか社長自らが諸会費については自分でメスを入れないといけません。

また、歴史の古い会社なら、現社長よりも最古参の方から言ってもらうのも良いかもしれません。

いずれにせよ諸会費は隠れた経費削減対象です。
あまり傷みを伴いません。だから早く手術されることをおすすめいたします。