現状の従業員の方の給与カットはなるべくしたくない。
できれば自然減していった分をパート・アルバイトに切り替えたいというご希望がやはり多いです。

特に社員比率が高い、男性比率が高い会社ほど固定費が高く、身動きが取れない状況になっています。

人事の問題は長期的に考えるべきです。3年、5年かけて理想の形へと変更させることが大事です。

でも単純にパート比率を上げるということは難しいです。どういうパートさんを雇用して行くのか、その理念が大切になってきます。

例えば、パート比率を上げるのであれば、県内で一番の時給を支払うくらいのことを検討されてはいかがでしょうか?

そうすると県内で優秀な方が集まります。必然的に会社の業績も上がります。
あるいは業界内で最高単価の時給くらいは考えても良いのではないでしょうか?

折角、社員からパートさんへとシフトしようと思うなら、それくらいのことは検討してみて下さい。

さらに、評価制度においてもパートさんの時給設定に関するものが欲しいです。
何をすれば、何ができれば時給がアップするのか?そのステップが見えるものです。

時給2000円でも社員換算にすると安いものです。
県内一優秀なパートさんを集めることができれば、業績は上向くでしょう。

業界平均ではダメです。
業界一高い時給へのチャレンジです。

逆に社員は、将来の幹部候補生だけ。
それでないといりません。
とはっきり言えるくらいが良いと思います。

それが今の中小企業の理想の形です。

人事労務や組織に関する将来像は見えてみますか?
ドラスティックに構造改革を行わないと、先細りしそうな予感がします。

人事雇用に関する理想形、プランに落とし込んでみられませんでしょうか?