より良い面接・コーチングは・・・
評価者(上司)が被評価者(部下)の能力を引き出せる目標面接能力があることです。

面接して話を聞くだけではダメです。大事なのはその面接からコーチングを施し、目標設定を行い、成果が出るように教育指導できることです。

単に月末に面接・面談を行っているだけでは、状況把握にしかなりません。
そうすると、面接・面談を行う前にまず必要になってくるのが、この評価者(上司)のスキル確認とスキルアップです。

面接は、評価者の能力に大きく左右されます。目標面接能力を持っていない方が面接・面談を行うと、違った答えが返ってきたり、会社が意図した違った指導内容になっているとたいへんです。

面接コーチングスキルを磨くための勉強会及び研修を先に実施する必要があると思います。面接を現場任せにしていると、会社の意図と違ったものや意図に反したものが出て来る可能性があります。

会社が理想とする従業員像を明確にし、会社方針を明らかにすることからです。
従業員の質を高めようと焦ると良くないです。

質は下から精度を高めるのではなく、上からきっちりと決めて行くべきです。

その上で目標面接能力を持った評価者を育成することが大切になってきます。1回や2回の研修では難しいでしょう。1年間通じてカリキュラムを組まれても良いと思います。

そうすることが管理監督者としてのスキルアップにもつながります。
他人や部下の目標設定とその管理を行う訳ですから、相当力のある人でないとできないと思います。

評価者と言われる人は、部下のことをよく見ておられ、常にスキルアップ、モチベーションアップの指導教育ができることが要求されます。

面接・コーチングを簡単に考えず、教育指導においては、評価者を誰にするか、誰に任せるのか、任せる基準は何かを決めることです。さらにそこから評価者のスキルが上がる仕組みが必要となってきます。

目標面接能力は、キャリアが長いから有しているとは言えません。誰もができないからこそ、大事なのです。

自分の能力ではなく、他人の能力を引き出すのですから・・・

少し真剣に面接のあり方について考えてみられてはいかがでしょうか?