人間の思考は、「自分の経験」と「他から学んだ事」を紡いで、その材料の範囲で思考する。実務世界では「MBAだけで経営できない」とよく言われる。当たっていると思うが、一方で経営学は多大なコストを掛けた経営の先人たち知恵の結晶でもある。これを学ばない手はない。実務では経験できる範囲は極めて限られていて、かつ、知識が単発的で習得にも時間がかかる。「経営学」を学ぶと言う事は、習得のスピードアップが図られ、単発的な知識を体系的に整理できる。また広範囲に疑似体験できるので、「実務だけ」の人より知識の幅が広くなり「知識の抜け」「漏れ」を防げる。「理論」と「実務」の往復は筆者の信念でもある。

今回は「経営学」の中でも店舗集客に有効な「経営戦略」との全体像にせまってみたい。

Ⅰ:経営戦略→①企業は自分たち方向性(経営理念)つまり、何をしたいのか?・何をもって社会に貢献するのかを示し。②それの実現可能な具体的方策(経営戦略)を打ち出さなければならない。そのためには、市場環境を正しく認識し、己と競争相手を冷静に分析したうえで何をするべきかを決める事が重要である。間違ってもトップの思い込みだけで決定されてはならない。そして企業の事業戦略は、経営戦略と一貫性が保たれている必要がある。一貫性がなければ企業の成長ベクトルが分散し、限られた経営資源も分散するので効果が期待できない。

Ⅱ:マイケル・E・ポーターが提唱する3つの基本戦略→競走上比較優位に立つ戦略は

①コスト面で優位に立つコストリーダーシップ戦略 (新規参入組とかデフレ時代の戦略としては有効と考えられる。)飲食関係ではかえって大手より中小零細いの方が有利になることが多い。市場流通(いわゆる市場のセリを通す商品」)比率が多い商品はたくさん購買する大手はセリが始まる前に「先取り」するので結果的に一番高く購買することになる。工業製品はたくさん買えば安くなるが、市場流通商品は高くなる。業種によっては必ずしも大手が有利ではないのです。スーパーの野菜が八百屋さんより高いのは青果物のほとんどが市場流通(いわゆる市場のセリを通す商品)比率が高いからです。

②コスト以外で差別化す差別化戦略(市場の開拓者が自社しか提供できない商品やサービスを将来の市場参入者の参入障壁を構築しながら新規事業を進めていく。少なくとももアドバンテージを維持できる戦略をとる。)

③特定の領域に特化する集中戦略  が有る。 (最近流行りの「集中と選択」と言うやつです)(自社の事業領域を何でもかんでも集中すれま良いと言うものではない。場合によっては機会を失う事になるので要注意)

Ⅲ:戦略策定に際して現状把握は必須

マクロ分析に加えて①顧客(Customer)②競合(Competitor)③自社(Company)をしっかり分析する。いわゆる3C分析

Ⅳ:SWOT分析

自社の   強み(Strengths)  と  弱み(Weaknesses)  SWはあくまでも自社分析です。

市場の   機会(Opportunities) と 驚異(Threats)     OTはあくまでも市場環境です。

Ⅳ:経営学の基本を押さえた上でのデジタルサイネージ(電子看板)を使った店舗集客に効果的なプローモーション

先ほど市場流通(いわゆる市場のセリを通す商品」)「たくさん買えば商品高くなる」(市場原理が働く)

市場外流通商品(市場のセリを通さない商品)「たくさん買えば安くなる商品」(市場を通さない相対取引)はあまり知られていません。

市場流通比率の多い商品は生鮮3品で言えば、1位は青果物 2位が鮮魚関係  3位が精肉関係 の順番です。

中小零細店舗でもコストリーダーシップ戦略がとれる市場です。デジタルサイネージ(電子看板)を使ったプローモーションも、内容によって集客効果は大きく異なります。店舗集客効果を上げるに「なぜこのサービス・商品がこの値段で提供できるのか」理由をしっかり伝えるべきと考えます。デジタルサイネージ(電子看板)は、「何を伝えるのか?」つまりコンテンツの中身が一番重要であり魂なのです。

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代表取締役 寺野 文成