Ⅰ:クリエティブ社会とは、何か?→科学者、技術者、建築家、デザイナー、作家、音楽家等のクルティビリティの発揮を求められる人々が経済を牽引 する社会と言う。

米国の心理学者で人間性心理学の生みの親と言われるアブラハム・マズローは「欲求階層説」で人間の欲求を以下の5段階で説明した。

①生理的欲求→「お腹がすいた、食事をしたい等」(人は人間である以前に動物であり生きるために生理的欲求がある)(食料品、料飲食、バス、トイレ等はなどがこの欲求に対応した財やサースである)

②安全欲求→「安全に暮らしたい」(国家がその基盤を支えているが、身近なところでは住宅とかホームセキュリティーなどがこの欲求に対応した財やサースである。)

③所属と愛の欲求→アリストテレスが言うように「人間は社会的動物」であり、社会を作りその中で生きる動物である。(企業や役所などの組織に所属しておきたいと言う欲求であり、家庭がその所属する最少組織単位と言える。)(筆者は所属による安心と愛の欲求と理解している)

④承認欲求→所属する企業などの組織や社会に認められたいと思う欲求(自己または自分の行いや仕事が所属する組織や社会に役に立っていて、それが認められたいと思う事)

⑤自己実現の欲求→マズローは「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定してこの「欲求階層説」を構築した。科学者、技術者、建築家、デザイナー、作家、音楽家などがクルティビリティを発揮したいと願う事である。

①~②の欲求は、民主的な近代国家であればほぼ実現できているはずである。

経済学者のリチャード・フロリダによるとクリエテイティブな職業に就く人々は、1900年時点でアメリカの労働者の10%だったが、1980年には20%になり2005年には30%の4000万人に及ぶと言う。まさにクリエティブ社会の到来である。

Ⅱ:協業のマーケティング、とは何か?→クリエティブ社会の到来を受けて「顧客」を「消費者」ととらえるのではなく、共に価値を創造するパートナーと考える。一例をあげるとアップル社がiPhonやiPad向けにアップルストアから提供されているアプリの開発は、そのほとんどがアップル以外の企業や個人によるものです。アップル社は単独では創造できない価値をメンバーの参加(企業及び個人)を促し見事に実現しているのです。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の時代には、オンラインを活用したクチコミによるマーケティング「バイラル・マーケティング」が販売には欠かせない手法になってきた。今や通信技術、インフラの劇的な進歩によって誰もが協業のマーケティングの参加者となり得る時代なにです。

Ⅲ:デジタルサイネージ(電子看板)を使った店舗集客アップにおける協業のマーケティング

協業のマーケティングの力は絶大だ。店舗集客の目的で設置されているデジタルサイネージ(電子看板)のデジタルコンテンツも自店または自社だけで制作するのではなく、SNS社会のリソースを生かして消費者の参加を促し「共創」(価値をともに創造)するればより価値のあるコンテンツができあがる。SNS社会に生きる人々は消費者で有ると同時に「表現者」でもあるのです。自己実現の欲求が強くその能力もインフラも消費者自身が持っているのです。「私の作品が採用されている」まさに「表現者」としての「自己実現の欲求」が満たされる瞬間です。きっと、その店舗のファンになってくれる事でしょう。

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集客ドットコム株式会社

代表取締役 寺野 文成