最近、自分の仕事とは何なんだろうと考える事がある。
社長と契約して戴いている訳だが、明らかに社長の考え方・
行動の仕方や社長の習慣やワーク・ライフ・バランスに大きな問題がある。

そんな時、


「あなたの考え方や行動様式に大きな問題があります」と言うべきか?

「社員とのコミュニケーションや成果報酬制度に大きな行き違いがある」
 と伝えるべきか?



全ての儲ける仕組みや、儲かる社員づくりに対してすべてが社長発信であり、
それ故、顧客に対しても企業側の発信であるため、社内・社外とも絶対的にかみ合わないと判断した時、明確に伝えるべきなのか、本来、僕の仕事とは、企業の業績や外部の環境の推移に対して最適な状態を創る為に、どうあるべきか、それらを模索し、そして提案する事・問題があれば改善すること。




問題発見→課題→解決のループをまわしながらそれらに関わる

人達をシステム化する事だが、その一切の阻害要因が、
あるいは元凶が社長であった場合、どうするかということです。


常にこういったジレンマが存在し、正直者がバカを見る世界でも在ります。
殆どの中小企業がこの病気にかかっていると言っても過言ではないと思いますし、
社長は会社の売上が伸びないのは社員の問題だと思い、社員は社長は現場の事や自分達の事を理解していない、また人事考課に問題があるため、他責な上司や社内営業に一生懸命な上司にはほとほと呆れて仕事をする気さえ起こらなど、上司と部下の間には信頼関係も無く、ゆえにバック・アップやフィード・バックもない、社内の文化は最悪の状態、
だいたいこんな調子です。


僕の答えは明確であり、社長を辞めて下さいですが、それは諸刃の剣でもあるのです。

まさにコンサルタントのジレンマです。