奈良県主催のビジコン奈良2014の審査員のオファーがきた。
一旦、コンサルや難しい事を言うことを辞めようと
決めたとたんに舞い込んできた。


僕はどうやら奈良県に縁があるみたいだ。
去年も奈良教育大学とインドネシア教育大学との
交流セミナーに呼ばれたが、今一ピンとこなかった。
文化交流はとても大切なことだと思う。
それは、文化は必ず経済につながるからだ。


しかし、文化から経済に結び付けるには、必然性が大切。
仕掛けと仕組みが必要になってくる。
どうしても大学関係者は文化が大好きで、自己満足に
終わってしまっていることが多い。


交流セミナーを開催すること自体に僕はあまり意味は無いと思う。
セミナーを通じて何を行うかに焦点やステイタスが無くては、
ただの自己満足なイベントだけになってしまう。


今回、奈良2014ビジネス・コンテストが開催されるが、
開催することに意味や意義があるのではなく、開催から
大きな意味と意義を創造できるイベントにしたいと思う。
いろんな人間が集まれば文化の交錯が起こる。



文化の交錯はとても大事なことだと考えている。
それは統制経済を自由経済に変えるだけの力がある。
しかし、反面、文化の交錯から発展・成熟は
過度の競争経済を生みだすことにもなる。
文化と経済のバランスはとても大事なこと。


今、日本を観れば文化が複雑化・多様化し過ぎて
経済とのバランスを欠いている。
そこには元来の日本らしさが無くなってきている。
教育の問題しかり、未来に希望がもてない社会などなど、
様々な問題がある。


僕は、いろんなところで原点回帰論を訴えている。
オリンピックの開催も決まり、今こそ日本らしさを取り戻す
必要があると思う。心なき文化の成熟は社会の
破たんを招くことを忘れてはいけない。


      2014:奈良ビジコン
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