今まで、何度経験しているだろう。
ビジネスの立ち上げ時の苦しみ。


よく、生みの苦しみというが、僕は今まで幾度も経験してきた。
この時期、本当に辛くも、楽しい。


昨日も、今日も事務所のソファーで仮眠しながら、
できなかった仕事をかたずけている。


『辛いだろう』って聞かれるが、僕は何時も『楽しい』と答えるようにしている。
何故なら、『辛い』と一言でも言ってしまえば、弱さに負けてしまいそうな気がする。


ここ一週間でいったい何時間寝ただろうか!
恐らく、10時間も寝ていないように思うが、案外元気なのです。


今、@アース運転代行を年内で立ち上げようと思っています。
これは、僕にとっての賭けでもあるのです。
事業が立ち上がるか、あるいは僕が倒れるかの勝負なのです。


今までも、同じような気持ちでやってきたし、きっとこれからもそうだと思う。
自らの本当の強さは自らにとって最悪の状態で発揮される。
それは、飛行機が向かい風に逆らって飛び立つように逆境は、自らを
高みへと誘う入場券のようなものだと思う。


昔、外車販売業を立ち上げた時もそうだった。
台湾との貿易を始めた時も、名古屋で起業した時も、
海外へ日本の中古車を輸出した時も、そしてコンサル会社を立ち上げた時も、
何時も僕は、死に物狂いで自分と戦ってきた。


誰も頼りにはならない。
誰かに依存するのは簡単だけど、それではいけないと思う。
自らの本気と熱い想いと気迫こそ信じるに値する。
その確信こそ、環境を変え、世界を変えると信じて疑わない。


先日も、これから起業を考えている人達の集まりに呼ばれ、
話をさせてもらいましたが、起業なんて絶対にカッコいいものではないと思う。
カッコ悪い事をやり続けられるかが、やがて時間と共にカッコいい自分を創る。
だから、志を高く持ち、やり続けられる心を強固にすることが一番大切なことなのです。


他の誰よりも自らを信じて『やり続ける』ことこそが本当の信念を創り上げる。
僕は、地球上で最も強いのは『信念』の力だと考えています。
最初は、根拠のない自信でもいいのです。
『やり続ける』ことで根拠のない自信が確信へと変わり、
臨界点を超える時、『信念』は形成される。


僕のつたない原稿を読んで下さっているみなさんの中には、
これから起業を考えている人がいらっしゃると思いますが、
社長になりたいから起業する。社長と呼ばれたいから起業する。


絶対にそれではいけない! 起業は一人の人間の挑戦の物語なんです。
泥まみれ、汗まみれ、そして涙をこらえ、歯を食いしばって、
『今にみていろ』という心に火の玉を持ち続け、未来を信じて今日を精一杯輝く、
出口の見えないトンネルでの不安と孤独との戦い。


結局、起業とは、仕事を通じて自らがこの時代に活きた証を残すことだと僕は考えています。僕も、やがて時には逆らえず、人生の終焉を迎える時が来るでしょう。
その時に、あれもやっておけばよかった、これもやっておけばよかったと後悔したくないのです。だから、精一杯今を活きる、それが僕の人生哲学です。