2020年 4月の記事一覧

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20年04月30日 16時57分12秒
Posted by: yanagizawa

新型コロナウイルスによる世界的災難は当分続きそうだが、そろそろ本題の結論を述べたいと思う。中国や韓国は日本に対して歴史を正しく学んでいないと指摘し、時には大衆を動員し騒乱を起こすことがあるが、彼等こそ正しく学んでいないと思う。日本には中韓に迎合する人達も存在する一方、戦前の日本の行動を正当化したり、中韓両国は間もなく崩壊するだろうと論陣を張ったりする連中もいる。
1、戦前日本が戦った相手は、中国では中華民国であり中華人民共和国は存在していなかった。日本がアメリカを代表とする国連軍に無条件降伏した後、4年余経た後中華人民共和国は成立したのであり、八路軍との言葉で代表される中国共産党の軍事勢力は国共合作の名の下に、中華民国軍隊の一部であった。韓国は日本の植民地と云うより日本の一部分として処遇して来たのであり、欧米列強が続けてきた植民地政策とは異なった。台湾も同様であるが、台湾は日本に対して韓国の様な反日感情をほとんど抱いておらず、更に反日を正当化する様な論調もない。
2、戦前日本は中国だけでなく東南アジア諸国にも多大な災害を与えたが、政府間でも民間でも日本との関係は良好となり、中国や韓国とはまるで異なるが何故だろうか?
 理由は簡単である。彼らは日本との関係を是々非々(日本のお陰で欧米から独立し、近代化が進んだプラスの面もあった)で見ており、戦後の長年の日本側の努力もあり、良好な関係を構築してきた。中韓両国は既に何度も紹介して来たように、古代文明では日本の父母であり、師匠であったとの強い潜在意識がある上、現代文明ではコンプレックスもあり、又政治家が自分達の統治政策にその様な潜在意識を悪用して来たことが、台湾や東南アジア諸国と全く異なっている原因である。
3、日本側にも無原則な贖罪意識の強い勢力や左翼思想に毒された勢力が居り、今尚害毒を流し続けている。別な言い方をすれば「羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く」勢力と云った方が好いかも知れない。端的に言えば「社会主義諸国は平和勢力であり、彼等の政策は擁護されるべきであり、一方アメリカは帝国主義であり、日本はそれに追随している。自衛隊に就いては、災害対策に従事するのは容認できるが、国防軍としては認められない」と云うことになる。一方米軍基地が日本にあるのは不愉快だが、日本の平和維持は米軍に依拠している、との矛盾した感情を有している。スイスや北欧諸国の平和維持には憧れるが、彼等の国では徴兵義務があったり、国民皆兵であったりすることには目をつぶっている。
4、一方戦前の日本はアメリカの策謀にはまり、真珠湾攻撃を初めとして戦争に駆り立てられたと弁護したり、中韓両国は遠からず崩壊するとの論調を張ったりする人達が居るのも事実である。偏狭な自己の価値観で物事を判断しており、夫々の国々には独自の伝統的風俗習慣や価値観があることを軽視しているとしか言いようがない。

  民主集中主義が独裁主義に変化するのを避けられなかった社会主義諸国(東欧では既に消滅)、民主主義の唯一の欠陥であるポピュリズム(大衆迎合主義)をあおりながら、自己を正当化しようとしている左翼勢力、偏狭な国益追求主義の右翼勢力、いずれも賢明な大多数の日本人には受け入れられないでしょう。又、実質的に国家元首である天皇は古来国民を大御宝(おおみたから)と見ており、国民は天皇のお心を大御心(おおみこころ)として来た稀有な日本の国柄にも注目すべきでしょう。上記の根拠、背景は近日中に!

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     当ブログは小生氏名、柳沢国広で検索すれば見られると知人、友人にもご紹介下さい。
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20年04月03日 12時43分37秒
Posted by: yanagizawa

   現在中国のみならず世界中が新型コロナウイルスとの戦いに必死であり、正に第三次世界大戦と云うべきであろう。戦いの場は世界の殆どの国々、地域に及んでおり、官民、平民を問わずあらゆる人々が参戦を余儀なくさせられている。人的、経済的損害は膨大なものになりそうである。昨日のニュースでは、文明社会からほとんど隔離されていたブラジルの奥地の土着民の間にも感染が及んでいるとのことである。
1. この戦いは人類とウイルスと云う大自然の一部とのめぐり合わせから始まっており、容易には終息しそうになく、各国は対応策に必死であるが、何故この様な事態を招いたのかその究明をないがしろにしてはならない。古来大自然を恐れる一方敬って来た日本人は無闇に野生の動植物を口にすることはなかったが、この様な日本文化は今後とも維持されるべきであろう。
2.今回の感染の広がりは中国から始まったが、現在までの状況を考察するとアメリカでの感染の広がりが最も大きく、次いでイタリアやスペインとなっている。自由民主主義の総本山を自認するアメリカ、陽気な外向的気質の強いイタリアやスペインでの感染の広がりがひどいのも肯ける。
3.非常事態宣言を出すのに慎重である日本だが、厳しい法令としての抑制作用に頼らずとも、周囲との調和,協調を重んじる日本人の自己抑制型気質も大いに影響しているのではなかろうか。今後の対応策としては大岡越前守の故事に倣って、三方一両損とも言うべき官、民、団体(会社も含め)夫々が痛みを分け合う他なかろう。
4.中国での感染の広がりがかなり抑制的になっている点に就いて、中国の発表は信用できないとの言論もあるが、闇雲に否定的に見るのもどうかと思われる。昔中国共産党のある地方幹部が、「中国社会ではやはり共産党の指導が必要だ。日本の様な自由を与えると中国人は、何でも好き勝手にやってしまう。今でも党や政府を批判しないこと以外は日本より遥かに自由にやっているよ!」と云ったものである。人々の社会的行動規制に関し、人権問題だとかプライバシー侵害だとか、ほとんど言われずに済むようなフリーハンドが当局に与えられているのは間違いない。共産党員の人口比率は7%未満である中国であるが、「独裁体制(全体主義)は非常時には強い」とも言えそうである。
5.現在、日本国内でのコロナウイルスの感染状況は、「よくやっている!」と国際的な評価を得ていると言われる韓国と較べても1/3以下であり、人口が韓国の2倍以上であることを考慮すれば1/6以下の感染率である日本は、韓国以上によくやっていると自負しても良いと思われる。但し、日本の情況はまだ感染率は上昇傾向にあり、今後2-3週間以内に減少傾向に転ずるかどうか注視したい!密閉、密集、密接の3密の徹底が肝要であることは論を待たないであろう。

 それにしても日本のマスコミは、江戸時代の号外的な新聞とも言うべき瓦(カワラ)版
と大同小異だなとつくづく思わされる。それは「大変だ!大変だ!」と叫ぶことに力点を
置き、原因究明や対策、更に陰で必死に戦っている人達の報道が少な過ぎる。この点中国
にも学び、足して2で割る程度であるのが良いのでは思うが如何なものだろうか?

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20年04月03日 11時43分19秒
Posted by: yanagizawa

  コロナウイルスによる新型肺炎が武漢で発生し、中国国内のみならず日本を含む世界各国に感染が広がりを見せており、今尚中国に滞在してお仕事を続けておられる方々は大変不便な毎日を過ごされておられることと拝察、同情申し上げます。
私は2002-4年の2年間寧夏回族自治区の北端の砂漠に囲まれた石嘴山市で仕事をしていた時、サーズが発生し厳しく検疫されたことを思い出しています。高速バスで100㎞南方の自治区中心都市の銀川に出かけたが、帰りのバスが石嘴山のバスターミナルに到着すると、看護師達が乗車して来て乗客全員が体温を計らせられた。結果3名の女性乗客は追加検査が必要と告げられ連行されたが、私を含むその他の乗客は自由にして良いと告げられたことがある。
現在の新型肺炎に対しては、1996-9年の3年間、武漢でも仕事で滞在したことがあり、当時私の秘書だった二人とは、現在に至るまで時々連絡をしていたので、今回以前の同僚達を含めて感染しなかったか、日常生活はどうか問い合わせしたところ、ほとんど外出できないので、生活は不便だが皆元気でいるとの返事があった。但し毎日家族を含め、健康状態を職場と住宅団地の担当者に報告しているとのことです。
医薬品、食料品、生活物資は豊富に武漢に運ばれ、薬局やスーパーも営業している由、全国各地から届けられている「思いやり野菜」が安く売りだされているので、生活には支障ないとのことです。海外からも応援物資が届けられているとのこと。学生の勉強はインターネット授業も予定されているが、海外留学予定の息子が予定通り出発できるかどうかのみ心配だとの連絡が来ております。
 尚、私見ではあるが、前回のサーズ騒ぎも今回の新型肺炎も発生源はどうも食用にされた野生動物ではないかと気になっています。サーズの時は広州が発生地だったと記憶するが、広州では野生動物は何でも食べ、「空を飛ぶのは飛行機以外、地上にあっては机と椅子以外足のあるものは何でも食べる」と言われるほどで、武漢も広州程ではないが、野生動物を嗜む愛好者が多く、20年余前私も現地人の誘いを受けて何度か専門のレストランに行ったことがある。生きたニシキヘビを客の目の前でさばくのを見せられびっくりしたが、現地人が愛好する「コウモリ(蝙蝠)」だけは食べませんでした。日本人にとってコウモリを食すなど気味悪い感じがしますが、蝙蝠の文字を偏福と読み替えて縁起が良いのだとのことです。1980年代上海に駐在した時、宿舎の和平飯店北楼の黄浦江に面したレストランの東南角の天井に蝙蝠の絵が描かれており、尋ねると幸せを呼ぶ縁起の良い動物だと聞かされたこともあります。
 扨て、前回予告しました人種問題と民族問題に就いてですが、重なる面も多いので混乱して用いられることが多いので、注意喚起をしたかっただけです。同一人種かどうかは血縁関係にあるかどうか、同一民族かどうかは言語、風俗習慣が同じかどうかを見れば良いと思います。例えば我々日本人は、人種的には縄文人の血をひくのは20%未満で、中国大陸華東地区や朝鮮半島からの渡来人が大部分で、フィリピン等東南アジア系の人々の末裔も僅かではあるが構成人種に含まれるとのことです。これ等は出土した多くの遺骨のDNA鑑定で判明しているとのことです。人種の類似点は容貌を見ればわかります。縄文人の大部分はモンゴル系統で、顔が大きく角ばっているのが特徴で、眼の細いツングース系も含まれ、面長細顔が大体半島系、顔が小さく丸顔が概ね華東系と見て良いでしょう。然し縄文時代から育まれてきた島国特有の風俗習慣が、3-4世代も経ると大和民族→日本民族へと特化して来たとも言えます。日本人は混血民族で、同一人種との見方は誤りです。更に近・現代に於いても、地理的要因、周辺諸国を含む他国や多民族との関係が、民族の特性に多大な影響を与え続けています。続きは次回としましょう。


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