前回に続いて中国で生活していく場合の健康管理について、経験談をご参考までに
追記しましょう。
1. 仕事上避けられない飲酒、特に中国側の招宴の場合、日本人はとかく飲みすぎるので、以前紹介した「酒飲み3ケ条」を遵守されるようお勧め致します。
2. 現在日中両国共に各種のサプリメントが氾濫していますが、私は三十数年前からローヤルゼリーを愛用しています。メスの働き蜂は3-4ケ月の寿命ですが、ローヤルゼリーを食して変身した女王蜂の寿命は何倍にも延びて三年余生きると言うことを知り、自分で自分の老化を遅らせる実験台にしています。ローヤルゼリーは日本では大変高価ですが、再三値上げされたとは言え中国での価格は、日本の1/3以下です。以前は北京同仁堂製のみを愛用していましたが(現在北京以外入手困難)、各地に同等の品質のものが売られています。最初は有名薬局で薬剤師と相談してどの銘柄にするか決めたら良いでしょう。ビタミン剤も含んでいるが一般的です。長期保管可能な錠剤やカプセル形式のものが便利です。
3. その他各種の漢方薬(中薬)を私は愛用して来ましたが、何かとコピー商品の多い中国ですが、伝統的な漢方薬も飲み易く加工、パックされております。信用できる薬剤店で買うのが賢明です。中国では病院での処方薬は一般的にも販売されている場合が多いので、処方薬の記録は保存して置いた方が良いでしょう。
4. 漢方医学:私は40歳頃より20年余、腰痛(時にはギックリ腰の発生)に悩まされましたが、この10年余ひどい状態にはなったことがありません。 来月には75歳になりますが、ストレッチ(柔軟体操)やジョギングで克服された様です。
深刻なギックリ腰で日本でも中国でも何度も医者通いをしましたが、私の経験では中国の漢方医者(中医)の言う方が正しいと思います。即ち日本の西洋医は安静にせよと言うが、中医は「活動!活動!」と言い、痛む部分の鍛錬を勧めます。
とにかく継続することが一番大切です。
5. マッサージ:街中にネオン灯等派手な看板を掲げているマッサージ屋のマッサージは大した効果がありませんが、中医医院のマッサージは医学的な資格者により行なわれ、効果テキメンです。脂汗が出るほど痛い場合もありますが、2-3度通院すると効果が実感できます。大連開発区の住居にしていたアパート近くに、日本語で「整体マッサージ、日本人の間で好評」と垂れ幕に大書された看板があり、ある時首や肩が痛んでなかなか良くならないので、出かけました。2時間みっちりマッサージされ料金は200元と高目でした。3回ほど通いましたが、あまり効果はありませんでした。然しそこのマッサージ師より一種のストレッチを教えられ、それを実施すると一週間で完治してしまいました。両腕を前から上に真っ直ぐ背伸びする様に伸ばして、手の平を外側に向けてゆっくり両腿まで下ろし、この運動を朝夕10回繰り返すだけです。コツはゆっくりと無理せず実施し、徐々により真っ直ぐ腕を動かします。首の前後左右へ曲げる運動も適宜行うことをお奨めします。


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柳沢経歴 http://www.nakatsu-bc.co.jp/komon/komon-2.html
       http://www.consultanto-blog.com/yanagizawa/
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