アルバイトを教えることができる人がアルバイトリーダーで良いでしょうか?

仕事を教えるだけでなく、店の考え方を理解してもらう。これが一番大事です。作業をいくら教えてもスピードがアップするだけです。仕事とは何か、店のためにすることは何かを教えることです。

一番作業スピードが速いからと言ってアルバイトリーダーにしていると、仕事を作業と捉え、さらにスピードアップを図ろうとします。スピード上げるのは良いことですが、お客様や仲間のことも考えて行っているかどうか、そこが大切です。

アルバイトでも協調性は大事です。周りが見れる人でないとリーダーは難しいでしょう。仕事が出来るとは、作業が的確に早く処理できるというだけではないです。

組織の中、店の中で働く一員として、機能している人がリーダーにならないと、組織も店も不幸になってしまいます。

作業を任しておいても大丈夫な人ほど、店長が毎日個人ミーティングをしながら、進捗状況の確認と店の考え方、商売のあり方を教える必要があります。自分の右腕になって欲しいと考えるなら、余計にこの時間は大切です。

ひょっとすると、将来自店の社員になってくれるかもしれません。実際、伸びている企業や店は、自店のアルバイト経験者からの採用が多いです。自社・自店のことを深く理解してもらっている方を採用されます。

これは非常に大事なことだと思います。能力で採用を判断しても長く勤めてもらえるかどうかはわかりません。店の考え方や社長の考え方に理解を示し、一緒にやっていこうという意識の強い人を採用された方が企業としてはプラスになるのではと思います。

アルバイトの評価で大切なのはアルバイトを超えた仕事をしているかどうかです。店のことを考えて自然と動いているかどうかです。社員は当たり前のことです。でもアルバイトという身分で、店のためにプラスになる行動をしてくれるというのはうれしいものです。評価してあげたいです。

アルバイトリーダーは、業務遂行能力やスピードだけでなく、アルバイトを超えていると思われる仕事の仕方をしている人が適任ではと思います。

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