今の状況を維持するイメージはできても、そこから成長させるイメージが湧かないと低迷します。昔は、成長するための戦略や夢でいっぱいだったのですが、今はそう甘くはないようです。

どんな業種業界においても飽和状態、成熟期といった感じです。景気も悪く見通しが立たない中で、企業を成長させるための戦略を組み立てなければなりません。

マイナス状態から利益の出る状態にすることは可能ですが、そこから先が問題です。利益を出すための施策はあっても成長戦略を組む答えは、どこにも書いていません。

予算会議などで数字の詰めは行われていると思いますが、未来を創るための成長戦略の議論はされていますでしょうか?

現状維持は衰退するとよく言われます。維持はできても成長させるための戦略や施策が見つかっていないというところが多いです。

現状維持から飛躍へのステップを考える、現状維持の計画から未来が明るい計画書づくりを行うことが大切です。

次のステージが見えているかどうか、それが今一番大事なことのように思います。現在、少々赤字であっても5年後、10年後の未来が見えているなら夢を持てます。

逆に今何とか赤字は出していないが、これから先のことが見えなかったり、成長するための絵が描けないとなると厳しくなって行きます。企業は赤字が続いているから低迷しているのではなく、成長戦略が見えないため低迷して行きます。

中小企業では社長の勘とインスピレーションでどんどん新しいことにチャレンジされて大きくして来たと思います。ところがそれがピタッと止まっています。周りの状況を考えると、安易に新しいものに手が出せなくなっています。

もう社長一人の発案で動くのではなく、幹部を交えたり、社員全員で次のステップを探す必要があると思います。

成長させるための戦略づくりを早急に進めないと危険かもしれません。社員が不安になるのも今の業績からではなく、未来が見えないからです。企業を安定化させるためにも成長戦略は不可欠だと思います。

低迷が続いているなら、成長戦略を考える会議を毎月開催されてはいかがでしょうか?

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