「店を新しくしたら、売上はどれくらい上がりますか?」という質問・相談がよくあります。今の店が古くなってきたので、新しくしてみたい。あるいは店が新しくて清潔感があればもっと売れるのではという期待感があるのだと思います。

しかし、マーケティング的には店を新しくしただけでは売上は上がりません。一時的に新しくなったので入ってみようかなぁと思うお客様が来てくれるかもしれませんが、しばらく経つとまた同じ状況に戻ります。

店をリニューアルする際の注意点は、店や内装などのハード面を見直すだけでなく、商品やサービス・企画販促まで見直す必要があります。

逆に店にお金をなるべくかけずに、商品やサービス・企画販促に力を入れた方が売上に反映します。

それと昔は、店舗リニューアルをする場合は増床されることが多かったですが、今はそうでもないようです。いくら繁盛していても店を大きくされないところが増えています。

理由は、店を大きくすると固定費の負担が大きくなるからです。固定費の負担が大きいということは経営リスクが大きくなるということです。今のような時代は外部環境がどのように変化するか予測が付かないため、あえてリスクを冒すようなことをしなくなっています。

今の店で今の固定費で最大限稼ぐことが賢明かもしれません。何でも店を大きくすれば、それに比例して売上も上がるだろうという時代ではないようです。

店のハード面が気になる前に、大事な商品やサービスの見直し、リニューアルを検討し、売上を上げることが大切だと思います。売上が上がったら、その利益を店に再投資するというサイクルが理想です。

売上も利益も上がっていない状態で、店だけを綺麗にしても売上は変わらないでしょう。

お金をかけて店を立て直すのは一番後。
お金をかけずにリニューアルあるすることが最善策のように思います。

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