どの企業にも未収金というのはあると思います。決算書に残っているから処理をしなければならないというだけでなく、積極的に処理をされませんでしょうか、それが企業活性化の早道になります。

なぜそうなったのか?商談時の状況や納品後の対応についてなど上司の方や未収金担当の役員や経理の方がヒアリングをされていると思います。ところが、そのヒアリングからだけでは、なかなか前に進まないことがあります。

まず対応の仕方や処理の仕方がわかっていないと、空返事をするだけで、会社としては待つしかなくなってしまいます。本音でどういう状況なのか、今後どうするのか担当者が話してくれないとますます処理が遅くなります。

未収金を発生させてしまったので、恥ずかしいとか、どうやって対応すれば良いか迷っている方もおられると思います。また、無理な受注をしたり、通例とは違う回収条件を提示していたり、相手側の言いなりにのような契約になっていたりと様々な要因があると思います。

誰にも言い出せない、相談することができないとなると、ますます解決しません。会社側としても今回の未収の件について問いただすだけでなく、今後発生しないような対策が必要です。

そのためには、恥ずかしいかもしれませんが、皆に聞いてもらうような場を設けられてはどうでしょうか?未収会議というものを設けて、本音で未収が発生した経緯を発表していただき、参加者の方から良いアドバイスをしていただくのが良いと思います。

過去に同じような経験をされた先輩方からアドバイスしていただければ、本人も胸のつかえが少しは取れると思います。一人で悩んだり、抱え込むのは良くないです。

良い意味で暖かく皆で処理するという意識も大切ではと思います。しかし、発生させてしまったことについては深く反省をしていただき、今後に活かして欲しいです。

だらだらと先延ばしにして、処理をしないのは良くないです。そのような会社は雪だるま式に未収が増えて行きます。取って来るのは良いですが、回収まで担当者の方が責任を持って行うことが大切です。

実際、いろんなアドバイスをいただいても、先方へ行って話を付けてくるのは担当者の仕事です。他人任せや上司任せでは良くないです。つらいかも、嫌かもしれませんが、それを乗り越えない限り成長しません。

今胸を張って、役職に付いておられる方も同じような経験を何度もされて、乗り越えてこられているはずです。自分と同じようなつらい思いをさせたくないと思われるならば、是非、良い意味での未収会議を開催されて下さい。

ただし、回収は本人に行ってもらって下さい。

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