「スーパー店長育成」ってタイトルは本当?ってよく聞かれます。各種セミナー・研修などでそのようなタイトルが使われているからでしょう。

それに、タイトルに興味を惹かれ申し込みましたが、実際に上手く行きません!
という声も聞こえてきます。過度に期待されていたために、現実とのギャップに悩まれるようです。

おそらく講師の方からも全国のスーパー店長の事例などの話があるのだと思います。自社の店長に参加してもらい、そのコツを習得して欲しいという願いがあります。

ところがスーパー店長というのは、ほんの一握りです。また、スーパー店長を目標にすると現場の方がやりにくくなります。一生涯の店舗経営の中で、スーパー店長は何人くらい出て来ると思われますか?

おそらく一人か二人くらいではないでしょうか。それくらい狭き門です。スーパー店長になるくらいの力をお持ちの方なら独立・開業されるかもしれません。
会社にとっての本当の目的や目標は何なのでしょうか?

それはスーパー店長を作るのではなく、できる店長を作ることです。できる店長とは人を動かすことができて、数字が見れる店長です。会社がサポートするのは、このレベルで十分だと思います。

そこから先は、個々の店長さんの努力次第です。周りがいくらサポートしても同じです。自分で殻を破って、自分なりのスタイルを確立しないと成長しないのではと思います。

セミナーや研修に期待されるなら、できる店長になるためのきっかけをつかんで帰られるのが理想です。

それに研修そのものよりも受け入れ体制・教育体制が大事です。成果を期待するよりもまず教育を継続できる体質を作ることです。1回や2回の研修を受けたからと言って人は変わりません。継続して育てるという仕組みがない限り厳しいと思います。

研修会に参加されるのはきっかけづくり、どのように定着させるかが大事です。
いくら他社のスーパー店長の良い話を聞いても自店が変わらないなら意味がないです。

だから聞くだけではダメです。変わろうという強い意志と研修後の再教育の場をどうやって作って行くかが鍵だと思います。

スーパー店長ではなくできる店長を作ること。
これが良く言われる企業経営の中で一番大切だと言われています。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング