おそらくなくても実際の業務には問題ないと思います。会社の決めごとが存在していますので、会社は機能します。

ところが、厄介なのは何か問題が生じた時です。その場合、就業規則がないと大きなトラブルにつながります。あの時、作っておけば良かったなぁでは済まされません。それも細かく書いておけば良かったと皆さんおっしゃいます。

だからこそ、できれば毎年、見直し修正を図ることです。1回作ったら終わりではないです。作ったからには運営し、修正して行かないと良いものは出来上がってきません。

リスク管理の意味合いからも組織が出来上がっている会社においては就業規則を絶えず見直されることをおすすめします。

組織が出来上がってくると暗黙の了解の会社のルールだけでは通用しなくなります。それを支えるのが就業規則です。規則ですべて解決できる訳ではないですが、あると助かります。

できるだけ規則の少ない会社を目指されることが良いと思います。従業員の意識の高さで会社が維持されている状態が理想です。

規則を守る従業員を作るのではなく、規則を超えた意識の高い従業員をどう育てるかが大きな課題です。

就業規則を片手に総務の方が対処している会社にはしたくないと思います。

現実は、就業規則の項目や内容が増えています。社会が複雑化し想定外の問題が色々生じているからです。そのため、徐々に就業規則が分厚くなっています。

そのため、ますます総務の方はたいへんになってきています。総務部なのか、法務部なのかわからなくなるかも???

就業規則の重要性は年々高まっていますが、それ以上に意識の高い従業員を作り、会社の常識、世の中の常識で皆が自然と解決できるようになることが大事だと思います。

規則に頼らなくても事業運営が順調に行くように、意識の高い人たちの集団づくりが急務のような気がします。

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