考え方は人それぞれ、企業によっても違うと思います。でも主任から管理職になるには一つの壁があるように思います。

主任とは、問題解決が出来る人。何かあれば処理が出来る人。つまり業務レベルにおいては任して大丈夫と判断される人だと思います。

ところがそこから先が難しくなってきます。管理職に就くためには、違った角度から物事が見れることが必要になってきます。

具体的には、ある現象を解決する能力があるだけでなく、会社全体、組織全体としてどうあるべきかの判断でき、かつその根拠や理由についてまで深掘りして熟考できることが要求されます。

もう一段高い位置から、物事が見れる人にならないといけません。自分の部署だけの発想や視点では困ります。会社や組織の長としての意識が大事です。

管理職になると会社や組織の代弁者です。何を聞かれても答えることができる力を要し、なぜそうなのか具体的に相手に説明し、納得させることが大切です。

話をしていても管理職にしても良いかなぁと思うのは、この意識があるかどうかです。従業員の不満の代弁者になるのではなく、問題解決の糸口を見つけ、どうあるべきなのかの判断ができる人です。

役職の呼称はいろいろあると思いますが、実質の管理監督者のというのは、この視点の有無で判断しても良いと思います。

主任さんや管理職の一歩手前の役職におられる方は、是非、視野を広げて、もう一段高いところから会社や組織を見て下さい。

そのような力を養うには、社内でそのような視点をすでに持っておられる方との会話を意図的に増やして行くことです。

自分の視点で判断することから、会社や組織の視点で判断する癖付けをすることです。そうすれば、どんな会社・組織に行っても大丈夫でしょう。

自分の部署を守ろうとか、自分の部署内の視点に留まらないことです。もっと大きく育って欲しいと会社や社長は願っておられます。

小さな小さな現在の部署の枠から早く出て下さい。自分の部署よりも会社としてどうなのかということに興味が出て来だすと、管理職に近づいている証拠です。

広くて大きな視野を持つよう努力されてはと思います。

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