例えば、百貨店の今後を占って下さいと言われたら・・・
過去最高に売った時代に戻ることはないでしょう。おそらくこのまま少しずつ数字が下がって行くと思います。

人口減少に伴うマーケットの縮小と百貨店離れです。昔のように百貨店へ行けば何でも揃う時代ではないです。大型専門店が百貨店の売場スペースから飛び出し、地域一番の品揃えと安さで根を張っています。

またネット通販がかなり普及し、わざわざ店へ行かなくても商品を手にすることができます。外商も昔のように買ってもらえません。

元の形に戻すのではなく、何か新たに創造する必要があると思います。

販売力が低下したのではなく、購買動向が大きく変化したために、過去の売上を維持できなくなっています。

需要そのものも、モノがなかった自体からモノ余りの時代へ。あるいは、携帯電話などの通信費の増大が消費に大きな影響を与えているとも言われています。

私たちの頭の中を変える必要がありそうです。過去には戻れません。新たなものを創るか、縮小均衡して行くのか、それは企業次第です。

過去の栄光を引き摺っていてもしようがないです。百貨店のなどの場合、利益が出なくなったので統廃合の繰り返し。これでは根本的な解決策とは言えないでしょう。

低迷している業種の方ほど、次の一手が必要です。昔は、現在扱っている商品に関連するもので、何かできないかと考えましたが、今はそうでもないです。自分がやってみたいと思う事業へ飛び込んでも良いのではと思います。

昔を引き摺ることが一番危険です。何とか元に戻らないかなぁと思っても世の中がもう変わっています。

いつまでも右肩上がりで商売ができるということはないです。常に新しいものが出てきて、シェアを奪ってきます。生き残るためには、ドラスティックな改革と新しい事業の芽を探す必要があるのではと思います。

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