女性だけで来てくれるのが理想ですが、中には1名だけとか2名だけ男性が混じるのですが・・・という問い合わせ・相談があります。

お店側としては、どう対処して良いか迷われます。女性限定の企画の主旨は、女性の方に来ていただきたい、味や雰囲気を試していただきたいという意図から来ています。また、価格も通常の価格よりもリーズナブルに設定されます。

ところが実際には、男性が混じってしまうので何とかOKして欲しいと言われます。

このことを一旦OKすると、男性が1名から2名、あるいは半分近くまで男性になるので怖いとおっしゃいます。折角、女性の方向けにリーズナブルに設定しているのに、男性客が混じると利益が取れなくなるとお考えのようです。

でも本来の意図はどうなのでしょうか?少しでも客層を広げ利用していただきたい、お店のことを知っていただきたい、敷居を低くしてご提供したいというところから来ているはずです。

男性客が半分になると問題だと思いますが、3割程度ならまだ許容範囲と考えても良いのではと思います。

兎に角、使っていただくこと、足を運んでいただくことが大事です。儲けることや利益が先では、商売が続かなくなると思います。

集客が目的なら、どんどん積極的に取って行くべきです。逆に女性客限定と言えば言うほど、男性も興味を惹かれます。

女性客限定というのは建前で、本音は少しでもご来店願うことです。そのことを理解した上で、企画を練られてはどうでしょうか?

固いルールで縛っていると、こちらが意図したお客様は来られなくなります。ある程度柔軟に、それでいて目的をしっかりと持っておくことです。

少しでもお客様を増やしたいのであれば、ルールは二の次。
お客様のわがままを喜んで受け入れることのできるお店が伸びて行きます。

女性限定企画で失敗しやすいのは、きついルールです。ルールが先か、ご来店いただくことが先なのか、もう一度考え直されてはと思います。

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