コンサルタントの代わりが出来る方が見つかれば即撤退です。その瞬間、我々コンサルタントは邪魔ものになります。過去の成果も努力も関係ないです。その会社が良くなる、納得できる方向にすることが一番。

それに会社側から引いて下さいとは言いにくいももの。だからこそ、コンサルタントがジャッジしないといけないと思います。ダラダラとその会社と契約を伸ばしても意味がないです。

それに親分は二人要りません。どっちの意見を聞けば良いのかわからないような状況を絶対に作ってはいけません。現場を混乱させることだけは避けたいです。

その方の能力云々ではなく、やる気と現場を仕切る姿勢や意欲があるなら任した方が良いと思います。

納得いかず、外部の意見を聞いている状態では改革は難しくなります。結局、現場を率いて行く人が出てくれば良いことです。

後は後任の方がやりやすいように、姿を消すことです。情があったり、後もう少しと思わないこと。綺麗に居なくなることがその会社にとって大切です。

撤退、フェイドアウトのタイミングを逃すと汚点を残すだけ。それに誰も得しない結果になります。

トップに信頼されていて、他に任せる人が居ないからということで依頼されていることが条件です。その条件が外れたなら、こちらからトップに本音で今後のことを話し合わないといけません。

私にしかできないとか、私が必要なのではと絶対に思わないこと。プロのコンサルタントやできるコンサルタントの方は撤退が上手です。

その経験を糧にまた成長して行きます。コンサルタントの仕事はクライアントが成功する以上に、納得のいく形にすることです。

また、撤退・フェイドアウトの見極めができることがプロの仕事とも言われます。

引き際はどの世界でも大事なことのようです。

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