これでは管理職失格です。
当たり前のことでもできていなければ、できるように教えることが仕事です。
優秀な方ほど、このことが苦手なようです。

自分を基準に物事を考え出すとこうなってしまいます。教える時には相手の目線になること。決して、自分を基準にしないこと。できていないから自分の部下です。

「上手な教え方はないですか?」という質問をよく受けます。
まずは、話を聞いてあげること、状況を把握してあげることです。あるべき論ではなく、その方のレベルが今どの状態なのかを知ることが大切です。

それと絶対に怒らないこと。顔に出さないこと。
教えることが好きになれば、教えられる方も習得してくれるようになります。

教えることが上手な方は、どんなことをしているかと言いますと、毎日教えておられます。部下の方を捕まえて、常にアドバイスです。時には、椅子に座って数時間も・・・

部下と接することを否定していると教えることが上手くなりません。何か少しでも伝えたい、教えてあげたいと思っている人は部下が付いて来ます。

自分の手元の仕事以外に、教える時間をどのくらい取っていますでしょうか?
この時間を意図的に取らないと、徐々に部下との距離が広がってきます。あの人は何も教えてくれないと非難を浴びます。

当たり前のことを教えるのも管理職の勤め。風通しの良い会社にするためには、管理職が部下に近づいて行き、会話を積極的にすることです。

教えることの評価は、当たり前のことをどう扱うかで決まってくるようです。
個々人が当たり前のことをどうとらえているか、考えているかが大事です。そのような些細なことにこそ、基本があります。

教えることを大事にしている会社ほど伸びています。社風として根付いているところほど強いです。

業績を伸ばして行くには、やはり教育に力を入れるべきだと思います。
教え好きの社風を是非作って下さい。