もう昔のようにランチで稼げるというのはないようです。
ランチから夜へつなげるというのも難しくなっています。

ランチはランチで戦略を組む必要があります。

一番良くないのは、何もしないことです。
自分の料理に自身があっても世の中は変化しています。また、人気店に行かなくなるのが最大の欠点です。やはり市場調査は大切です。これからも飲食業に携わる以上は、食べ歩きをし、動向を知ることが大事だと思います。

売上が落ちてきた原因は、商品そのもの以上に、気持ちの部分で何か昔のようにハリがなくなってきたからだと思います。

歳を取るとどうしても安定志向になります。自分の城を持つのが夢で、一所懸命頑張っていた頃はどこへ行ったのでしょうか?

城を持つと勉強しなくても良い、変えなくても良いという訳ではないです。常にアンテナを張って、情報収集と研究に努めないといけません。

皆、好んでこの業界で仕事をされている訳ですから、嫌いなことはないと思います。やっぱり気持ちだと思います。

それと目標数値です。飲食店では、月商200万円が第一目標です。家賃を払い、少し余裕があり、幸せになるにはこのくらい欲しいです。テナントの場合も同じです。

利益の出る状態がいくらなのか、損益分岐点も必ず出すことです。そうすると昼が下がったのか、夜が下がったのか、あるいは両方下がったのか見えてくると思います。

特にランチの場合、立地などにもよりますが、3年ごとに客層が変わるとも言われます。通行量調査などを行い、どのような方が通行しているのか調べるべきです。

それとランチは、変化が大切です。同じメニューでずっと勝負できるというほど甘くはないです。常に新しいメニューを研究し続けないといけません。

また周りに競合店も出て来るでしょう。その中でお客様のニーズに合ったものを出すことです。

過去3万円売った実績があるなら、力はあるはずです。1万円まで下がった要因は心にあるように思います。

美味いものづくり、人づくりが飲食業界の合言葉です。
是非、もう一度オープン当時を思い出されてはと思います。