「あの話、実施することになったのですが、今はやっていません。」ということが結構あります。

責任者が明確に決まっていますでしょうか?
その発案者はどなたなのでしょうか?

会社で決まったことを疎かにしたり、実施継続ができていないということが一番の問題です。小さな小さな問題なのですが、これが一番大事です。

継続できない、決まったことが守れなくなると、規則までもが遵守できなくなります。

罰則がないものは、自然と消えて行く。やらなくてもお咎めなし。それに厳しいチェックが入らないのなら、まぁ大丈夫だろうということになります。

大手企業と中小企業の違いはここにあります。大手企業では決められたことは
必ずルール通りに実施し、成果を確認します。その成果から判断して、今後継続するのかどうかを決めます。あやふやな状態のものはありません。また必ず書面で報告書を挙げることが義務付けられています。

決定事項については、書面に落とすことが癖付けられています。だから経費の予測や結果もしっかりと記入されています。

中小企業でもまず書面で企画書を提出させるべきです。終わったものに対しては提出期間を決めて出させることです。

口頭だけでやるのやらないと言っていても前に進みません。書いたものを残して下さい。それと責任者、推進者を明確にすることです。

誰が責任者のなのか所在がわからないものを作らないことです。

決められたことができているかどうかは企業体質だと思います。悪しき体質が身に着いてしまうとなかなか変えることが難しくなります。

決めたことというのは、会社が決めたこと。誰一人として守らない人がいないように徹底すべきです。

厳しい管理体制を引かないと、遵守されないようです。
決められたことが守られるようになって初めて会社です。

書いて残す癖がやはり大事なような気がします。