うちの会社は、規模が小さいから社長室長なんて必要ないです。という方もおられますが、実は社長室長は大事なポストです。この役職があるのとないのとでは、教育に大きな差が出てきます。

室長とまでも行かなくても社長が連れて歩くことをおすすめします。半年や1年交替くらいで、自分の秘書代わりにして仕事を覚えてもらうのです。
これが一番力が付きます。

昔は社長室長と言わずに、専属の運転手だったと思います。社長の運転手をしながらいろんなことを覚えた経験のある方も多いと思います。

いつしか遠い存在になってしまった感があります。しかし、従業員を本当に育てようと思えば、自分のそばに置いて育てるのが一番です。自分の意のままに一人ずつ育ててみませんか?

部課長クラスや人事部に任せるだけでなく、社長が率先して従業員の育成に力を入れないと人は育ちません。

この人はと思う人を期間を決めて育てて下さい。
いつまでも社長室に居させるのではなく、最初から期間限定です。どこまで習得するかはその人次第。

ある会社では、社長室を経験しないと管理職にしないところもあるくらいです。社長室は会社の中枢です。

秘書もいません。余分な人員もいません。という声も聞きますが、それは当たり前です。今の役割や職種にプラスして社長室的な仕事も兼任してもらうのです。本人にとっては数倍、数十倍の経験になるでしょう。それにかなりきついでしょう。

でもそれが人を育てるコツです。
通常の何倍もの仕事を与えて、意図的に負荷をかけないと人は育ちません。追いこまれたり、パンクするくらいの環境を与えることが本当の愛情だと思います。

手加減は無用!
社長室長、作ってみませんか?

まずは社内募集です。
何人の方が手を挙げてくれるでしょうか?

社長のそばで仕事をした人が出世するというのは嘘ではないようです。
経営者感覚が付くからでしょう。

向こう10年間、社長室候補でいっぱいの状態を作って下さい。