腫れものに触るような状態。
でも周りは皆わかっています。どうすれば良いか・・・
後はトップの判断だけです。

固定費や人件費を下げないと黒字化が無理なのもわかっておられます。
どれくらいカットしなければならないかも経営者ならある程度は算出しておられるはず。

しかし、自分で決断して、自分が率先してマイナスのことに着手するのはどうしても二の足を踏みます。

それに、成果がでなかった場合のことを考えるとますますできなくなります。

だからコンサルタントが入っている時に、調査・診断をお願いし、その結果から判断したことにするのが良いのではと思います。

何でもかんでもコンサルタントのせいにするのは良くないですが、そういう使い方が一番ベターだと思います。

私もいつも腹をくくって仕事をしています。言いたくないことも言わないといけない局面がくれば、正直にお伝えしようと決めています。

内容云々ではなく、普通は言えないようなことをズバリ言えるかどうかが、コンサルタントの力量だと思っています。それで契約が解除されても仕方がないと考えます。

肝心な部分に手を付けず、いくら素晴らしい書類や仕組みを作っても意味がないです。根本原因の解決と窮境原因の除去が一番大切です。

それに触れずに仕事を進めても何ら解決はしないでしょう。いつまで経っても状況は同じです。逆に悪化して行きます。

経営コンサルタントの使い方を間違えると、活性化につながらない場合も出てきます。肝心な部分をまず抑えて、そこからどうするのかを決めると良いと思います。

言いにくいことは後廻し、というのだけは避けたいです。
だから結論は、調査・診断後1カ月を目安にしています。それ以上の調査期間を設けても答えは同じ、期間が長くなれば長くなるほど現場の方が不安になるだけです。

本音でお伝えできた瞬間、会社は変化スピードが速くなります。
その波に乗って、一気に改革を進めたいです。

経営コンサルタントの本当の仕事は、みんなが言えないこと、言いたくないことを言うことだと思っています。