株価が上がってもうちの会社は関係ないと思います。業績が上がるとは思えません。とおっしゃいます。

その通りだと思います。中小企業では、株価の影響を受け、業績が回復するということはないと思います。

株価が一度下がると、古いタイプのものが淘汰されて、新しいビジネスモデルが出てきます。

今までと同じやり方をやっていたのでは、未来が見えてきません。
株価下落はビジネスモデル変更のシグナルのような気もします。

だから、今年の秋以降には景気は良くなると言われているので、それを待ちますという方は少し心配です。

景気の回復を待つのではなく、自社のビジネスモデルや体質を変えないと今以上に業績は悪化すると思います。

株価が上がれば世の中は良くなるでしょうか?
良くなる人が出て来るだけで、何もしなかったところはさらに悪くなります。
他人任せのような経営が一番危険です。

今のうちの変えれる部分は変えた方が良いと思います。

自社のことばかりでなく、地域経済や業界動向も株価が上がると元に戻るというようなことはないです。株価下落によってお金の使い方が変わったりしますので、そのまま以前のように戻るということはないようです。

地域経済も業界動向も悪くなりますので、業績悪化に拍車がかかります。
経営の形やビジネスの形を変える時です。

ポイントは、固定費の圧縮です。新ビジネスは業界常識ではありえないような低固定費で参入してきます。

ということは、株価下落に伴い、固定費比率が下がるようなビジネスに変化させて行くことです。

逆に自社の体質が変わらないうちに株価が上がるとたいへんです。

自社の体質改善が先か?株価上昇が先か?
株が上がらないうちに改善・改革を行って下さい。