昨日は、近所のホームセンターへトイレットペーパーを買いに行きました。

しかし、いつものピンクのパッケージのダブルがありません。
それにトイレットペーパーのアイテム数自体も減っているような感じです。

何らかの意図と戦略の匂いがします。

企業としては、売上を上げる以上に利益創出が一番の課題です。
そのため、アイテム数を減らす。
PB商品を増やすなどして利益確保を考えます。

その利益を確保できた分、価格に反映させるとさらに利益が出るという仕組み。

一番大事なのは、増え過ぎたアイテム数をどうやって絞り込むかです。
急に減らすと、少なくなったなぁとお客様に思われてしまいます。別の店へ行ってみようとなってしまいます。

だから少なくなったと思わせないこと。
少なくなってもさらなるお得感があることを伝える。

PB商品を販売したいのはわかりますが、無下にPBばかり宣伝していると嫌がられます。

その辺りが商売の妙なのかもしれません。
品揃え一番の店が繁盛店づくりのコツなのは確かですが、不況期には逆に最低限のアイテム数で商売をし、利益を追求しないといけません。

取扱アイテム数のカットや取引業者数の削減など、新たな対策が必要です。
売れない商品も陳列して初めて商売になるというのもわかりますが、もうどの商品も成熟期を迎えているはずです。ただ単にラインロビングした売場はいらいのでは?

ということは品揃えの基準や売場の作り方を根本的に変えないといけません。
何でも揃っているから、なぜこの商品を扱っているのか理由が明確になっていることの方が大切な時代なのかもしれません。

伸びておられる企業様は、動きが速いです。

繁盛店の近くに住んでいてラッキーかもしれません。
定点観測、これからも続けていきたいと思います。