今一番多い相談事が人事労務問題です。

部門長に当然相談には行かれますが、実際の人事労務問題になると明確な答えが出ない、出せない場合があります。会社として回答しないといけないからです。

だから部門長の方自身も困っておられます。

なぜ、人事部が大切になってきたかと言いますと、やはり人の面での悩みが結構多いということです。ささいなことでも話を聞いて欲しいと思っておられます。また、誰に相談して良いのかもわからない状態の方もおられます。

会社としては、人事部として明確に部を設けるとなると負担が大きい。余分な人員を割くことができないというのが本音だと思います。

総務部の中に兼任という形で、どなたかやはり常駐が必要ではと思います。
何かあればその方が対応するようにされてはいかがでしょうか?

組織編成のために必要なのではなく、悩みの相談を受けるための人事部です。

人事部がある企業では、この相談件数が凄いらしいです。担当者の方は朝から晩まで対応されます。ある程度経験年数を積まれたベテラン社員でないと勤まらないとおっしゃいます。

人事部は形は作れるのですが、実際の仕事ができるかどうかというとかなり疑問です。

人事関係だけでなく、あらゆる悩みを従業員の方は持たれています。それを聞いてあげる場所と時間を会社側が提供する必要があるように思います。

悩みを解決し限り良い仕事はできません。特に女性社員やパート従業員の方の相談が多いそうです。

解決できなくても良いのです。聞いてあげるだけでOK!

ますます日本の企業では、相談室のようなものを社内に設置する必要性が高まっているのではと思います。

昔は、上司や先輩だったのですが、どうも時代が変化したようです。
聞き役が上手な方、社内におられませんか?

社長や幹部ではダメです。
そこまで行くと辞める辞めないの話になってしまいます。

心のケア。
企業の一番大きな課題かもしれません。