「会社は好きですか?」とお聞きすると、
「好きです。」という答えが返ってきます。

ところがその言葉の中には深い意味がありそうです。

会社の方針や業務内容が好き、社長や職場環境も大好きという人もいれば、
労働条件が楽だから好き!という人もおられるようです。

定年まで安定した生活を送りたい。
他社へ行ったが、やっぱりこっちの会社の方が良いというリターン組。

理由は、他社に比べて楽だからというのが多いみたいです。

会社好きなのではなく、楽な会社が好きなだけ。
これは要注意、危険信号です。

日々の業務の中で、従業員がどんなことを考えて仕事をしているかはわからないと思います。外部の第三者の方のヒアリング調査などで少しずつわかってきます。

好きという本当の意味を・・・

会社に厳しさがないから、進化発展していないから、そういう答えが返ってくるのだと思います。

従業員の個々の成長なくして会社の成長なんてありえません。
現状維持のままで会社が経営できるということはないです。

日々前向きに成長していかないと、今の経営状態を維持できないはずです。
ほんの一部の方の甘えた意見ならまだ良い方ですが、それが社風になっているとたいへんです。

厳しさを前面に、日々進化し、向上心のない人は、当社には必要ありません。
というくらいの毅然とした態度が必要だと思います。

面談ヒアリング調査を行っていると悲しい現実にぶち当たることがあります。
社内改革を行っていかないと、戦略や戦術が正しくてもダメです。

意識改革こそが社内改革につながります。
会社が好きな理由、一度聞いて見られて下さい。
その答えでどれくらいのレベルかすぐわかると思います。

甘い考えの方が居づらくなるような環境づくりが大事です。
レベルの高い「会社が好き」という従業員をどう育てて行くかが、企業の大きな課題となっているようです。