稼働率は、昨対比で上がって売上は上がっているでしょうか?
単価を下げたことで、客数が伸びただけでは、売上が上がっているどうかはわかりません。

稼働率が上がった、上がったと喜んではおれません。
経営数字で大事なのは、売上や利益です。

どうように、ネット比率が上がったと喜んでばかりおられません。
ネット比率が上がって、売上が上がったなら良いです。

どこもそうですが、ネット価格が一番安くなっています。
法人会員価格よりもネット価格が安い場合など、ネットへの移行スピードは早くなり、ネット比率も上がります。
結局、ネット比率が上がっただけでは、売上は減ります。

旅館業の場合などでも「今月の数字はどうですか?」と営業担当の方にお聞きすると、宿泊客の総人数でお答えされます。
昨年に対して、何人多いとか少ないとかです。

これでは、昨年よりも単価を下げて販売している場合、売上が減っているかもしれません。

だから、必ず売上ベースで数字を把握すべきです。

稼働率やネット比率、客数などの数値も大事ですが、それ以上に売上数値の把握が大事です。

そのような体質に変えて行かなくてはなりません。

どちらの企業様へ訪問させていただいても指標が皆バラバラ。
自分の興味のある数字をおっしゃいます。

でも私の知りたいのは、「売上」。
それしかないです。

それと毎月の部門損益が気になります。
利益が出ているかどうか、それが一番大事だからです。

役職によって見る数値が違うというのも変です。
皆が売上や利益に興味を持つよう指導する必要がありそうです。

あなたの会社の一番大事な数値は何でしょうか?