武内:「先月の数字はいかがでしたか?」
クライアント:「いや、うちは良いですよ!」

えっ!
こんなに景気が悪くても自社だけ数字が良い?

私のクラインと先でのお話です。

理由をお聞きすると、特段何かなさった訳ではないようです。
ただし、今まで色々改善・改革をなさってきたので、ようやくその成果が少しずつ出て来たとおっしゃいます。

そうかもしれません。
何かをやったからといって、すぐに成果が出るものでもないです。また、すぐに成果が出たものはすぐに成果が出なくなるでしょう。

根本的な仕組みや体質として身に付けていかないといけません。
今が大事なのはわかりますが、それ以上に継続して成果を上げ続けることが大事です。

そのことを理解して、日々精進。
少しずつの積み重ねがいつか形になって表れます。

いつ成果が出るんですか?
という方もおられますが、それはじっと我慢。
自分が間違ったことはしていない、お客様のために自信のあることを行っているのであれば、いつか成果となって現れるでしょう。

この積み重ねが本当に大事なような気がします。
景気が悪くなっても数字が良いのは、精進のおかげ。

なかなかできないことですが、毎日少しずつ。
奇をてらわず、じっくりと育てていくことが大切です。

ネット関連の仕事をしているとつくづく思います。飽きっぽい方は向いていないと思います。毎日、少しずつ何か仕掛けておくと、思いがけない時に受注がやってきます。

餌付けをせずに大物を釣ろうというのが間違い。
経営でも大事なのはこの餌付けの部分。

成果が表れるような仕込みを日々何かやっていますでしょうか?
いつか成果を上げたいとお考えなら、成果を期待せずにコツコツと店を良くしておくしかないように思います。