不景気は今までのビジネスモデルを変えるチャンスかもしれません。

経営コンサルタントの仕事をさせていただいている私も仕事内容が変化してきました。今年で経営コンサルタントの仕事をさせていただいてちょうど20年目です。

今までずうっと、業績アップや販売促進のお手伝いがほとんどでした。前へ前へと積極的に販促を打ち、業績を上げ事業を展開する。そんなビジネスモデルでした。

しかし、5年くらい前から徐々に状況が変化してきています。業績アップよりも企業再生の案件が多くなっています。時流なんでしょう。同じ仕事を繰り返していると自然と力も付いてきます。仕事が私を育ててくれているような感じです。

意図してハンドルを切った訳ではないですが、世の中の状況の変化とともに仕事内容も激変しました。

あのまま業績アップや販売促進だけの仕事しかやっていなかたっらと思うとぞっとします。

タイミングよく仕事内容やお客様ニーズが変化すれば良いですが、そうでもなく、あまり目に見えて大きな変化のない業界ほど危険なのかもしれません。そういう場合は、積極的に自社のビジネスモデルを見直し、変えていかなくてはいけません。

また、今調子が良さそうな方は、自分の人脈をフルに活用されています。今までの貯金がものを言っているような感じです。

今すぐに人脈を作ろうと思ってもすぐにできるものでもなく、徐々に作り上げて行くしかないです。しかし、この人脈が不景気には生きてきます。誰よりも早く情報が入ったり、手を打つことができます。

40歳過ぎると、自分の能力以上にこの人脈の広さが大切だと痛感しています。自分ひとりの能力なんて多寡がしれています。いざと言う時に一緒に考えたり、動いてくれる人がどれだけいるかです。

それとビジネスモデルを変えると、新しい人脈ができます。逆に人脈が広がらない方は、同じビジネスモデルで事業を繰り返しているからではないでしょうか?

変化と人脈、これが不況脱出のヒントのような気がします。