大手企業では人事交流は盛んに行われています。キャリアアップのために必要だと考えられ、少しでも余裕ができると外で力を付ける機会を積極的に設けられます。

凄く良いことだと思います。普通は会社に入ると、その会社の業務しかできません。必然的に視野が狭くなる可能性があります。専門職としては経験を積むことによって一流になって行くと思いますが、マネジメントができる総合職、あるいは経営管理職となるとやはりいろんな経験が必要だと思います。優秀な管理職や幹部社員を育てようと思えば、いろんな会社を経験できるというのは魅力です。

ところが中小企業で人事交流をされているところはあまり見ません。実際、そのような余裕がないのと、他社との協力関係ができておらず、自社の業績を上げることだけに専念されていることも理由と考えられます。

でもできれば、外で学ぶという機会を作られてはと思います。ただし条件があります。忙しい職場を経験することです。それでないと意味がないです。現状の業務よりも厳しくて忙しい仕事を経験・体験することです。

忙しい職場で揉まれない限り人は成長しません。単なる勉強で終わらないこと。何かを勉強しに行くのではなく、行った先の企業の中にどっぷりと浸かって、体で仕事を覚えるくらいが良いと思います。

期限を決められて、その期間何とか終われば良いという考えでは厳しいと思います。

それと人事交流は、総務部や人事部の仕事ですが、できれば希望者を募ってどんどん外で経験を積ませるような制度があっても良いと思います。

それで大事なのは、自社の社員を受け入れてくれる成長企業を見つけることです。業種・業界は問わず、厳しい仕事の仕方をしている企業とお付き合いがあるかどうかです。

会社の歴史も関係してきますが、他企業とどのようなお付き合いをして来たのかが大事です。自分の会社を成長させようと思えば、伸びている企業との付き合いが大切になってきます。

中小企業でよくありがちなのは、同業者との付き合いは深くても成長企業との付き合いが少ないという点です。企業見学や外部研修会というものが少なく、専門特化した企業になってしまっています。

今の時代、同業者の中で伸びているところを探すのは難しくなっています。そういう視点で見るのではなく、伸びている企業、優良企業とどうやってお付き合いさせてもらうのかを考えることが大事だと思います。

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