どうしても売上が欲しいので、企画販促を打とうとされます。内容もかなり良いものが出来上がったとしても飲食店の場合は、小売店と違い厨房で商品を作らないといけません。そこに落とし穴が待っています。

企画を打つとお客様は来られるでしょう。しかし、集客効果が抜群でもお客様に納得していただき、再来店していただくことは考えていますでしょうか?

無理に満席にして商品を出したり、満足な接客サービスができるかどうか心配です。

オープン時などは、客席数の70%程度しかあえて使わないことがあります。満席になると商品が出ないからです。折角お越しいただいたお客様に失礼になることが発生するかもしれないので無理はしません。

常にお客様に評価していただき、満足度を上げることが大切です。

だからもし企画販促を打つならば、商品やオペレーション、接客サービスをまず見直し、この状態なら通常営業の倍くらいのお客様がお越しになられても大丈夫な状況を作ることです。

1回の販促企画で商売が決まる訳ではないです。これからも営業を続けないといけない訳ですから、今後のことも考えて販促を打つべきです。

値引き率が大きい販促企画ほど要注意です。開店前にお客様が並ぶようでしたら、自店の力に合った営業体制を組むことが大事です。

店の力と言うのは、販促企画の力ではなく、受け入れ準備の出来にかかっていると思います。無理をされたために、その後苦戦されるお店もあります。

オーダーが入ればそれで良い、予約が入ればそれで良いという営業をしているとお客様に満足していただけなくなる恐れがあります。

販促企画を打つ場合も自店の力に合わせた内容にするのが良いと思います。自店の力を超えた販促企画や集客には注意されて下さい。

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