どの業界も苦戦中。
理由は、景気が悪いからというよりもマーケット自体が縮小しているというのが多いようです。

マーケットが伸びているという業界は、もうあまり聞かなくなりました。
マーケットが縮小してくると、どんな対策を打っても成果は上がっても縮小分を補えなくなります。

それが大きなへこみがあるなら抜本的に対策を打てるのですが、毎年徐々に減っている状態では思い切った手が打てません。

コンサルタントの業界も同様なようです。どの企業様も苦戦中なので、コンサルタント経費の削減・圧縮に走られています。

新規の依頼が減ったというよりもなくなったという感じ。今までのお付き合い企業様や紹介案件がほとんどです。本当にそれ以外の方は、どうなったのかなぁという感じ。

百貨店やGMSも大苦戦と聞いています。いろんな意味でニーズが変化しているような気がします。いつまでも同じビジネスモデルが通用するはずがありません。

このままでは、毎年数字を落とし続けるでしょう。それに回復したからといって何割も上がる訳でもなく、実質厳しい状況が続くような気がします。

今のビジネス以外のものを立ち上げないと、落ち込みをカバーできないところまで来ている業種もあると思います。だから昨対70%台が3ヶ月続けば、決断されても良いのではないでしょうか?

新しいことを考えてもすぐには成果は出ません。3年後、5年後の種まきにしかなりません。それも芽が出るか、花が咲くかは誰にもわかりません。しかし、精神的に安定します。未来への投資がしっかりとできていると・・・

正直、縮小マーケットの減少を抑えることは、一企業の力では無理です。
しかし、どこまで縮小するかは予測が必要です。

損益分岐点の圧縮を行ってもいずれ限界が来るでしょう。自社だけは大丈夫なんてことはないはず。売上が上がっても利益が上がらないなら決断が必要です。

今大切なのは、売上や規模ではないです。営業利益が出ているかどうかです。
利益の出ていないものは、どうするか?これからの予測も含めて決断が必要かもしれません。

マーケットが縮小しているのに、俺だけは大丈夫だ!というのはないと思うのですが・・・