昨日、テレビを見ていたら、「高校生1000人が漫才を審査」という漫才番組の副題があり、はっと気が付きました。

漫才をただやっただけでは、学生から年配者の方まで、年齢層がバラバラで、どこを対象にやったら良いのか迷うと思います。

おそらく全員を笑わせる、うけさせることは無理だと思います。
ネタの内容も万人受けするものなど今の時代ないのでは・・・

だから今回は高校生を対象として漫才を行い、それで評価をいただく。なかなか良い企画だと思います。

番組作成者の方もリスクがあると思います。お昼のテレビ番組で高校生の評価に絞った番組です。視聴率も気になるはずです。

ところがマーケティングで一番大事なのは、ターゲットを明確にした商品開発です。

客層を高校生と絞り込めば、ネタ作りもかなり楽になるはず。番組自体もブラッシュアップするでしょう。

企業に置き換えると自社の商品やサービスを誰に提供するか?
それが見えていないと売れません。

お客様の顔が見えるということはそういうことです。

数ある商品やサービスも個々に誰に売って行くのか、それを明確にしていくことが大切です。出せば誰か買ってくれるだろうではダメです。

仕入れる前に、買っていただけるお客様の顔が浮かぶかどうか?

これからますます時代が多様化していきます。
ターゲットを絞り込んで、個々に戦略を考えて行くことが大事だと思います。

商品・サービスごとにターゲット戦略を組む必要がありそうです。
商品やサービスをいくら磨きこんでもターゲットが絞り込まれていないと成果が上がりません。

絞り込むのは危険だと思うかもしれませんが、商品・サービスごとにもう一度見直されてはいかがでしょうか?