どんなに危機的な状況になっても動いてくれない。状況を説明しても何も変わらない。結局自分で仕事を取って来るしかなく、トップ営業をされます。それに会社に戻っても話相手がいないと寂しいものです。

会社の現状を理解して動いてくれる人が一人でもいてくれたらなぁというのが本音だと思います。

会社がピンチでも今まで社長が何とかしてくれたので今度も大丈夫だろうと思われるとたいへんです。今回の不景気だけは過去のものとは全く違います。社員全員が必死になって仕事を取ってこないと乗り切ることは難しいのではと思います。

今までの危機的な状況というのは会社が危機的であったのではなく、ひょっとすると社長一人が危機的な状況だったのかもしれません。だから誰もどうして良いのかわからず、動くけません。

今でも忙しいのにこれ以上仕事が増えるのは無理ですという意見が出てきたり。何か新しいことをするのでれば、人を入れて欲しいという意見が出て来る場合があります。そうすると、社長はがっくりします。

業績の低迷よりも社員の意識や意欲の欠如の方がつらいです。同じ方向を向いて頑張ってくれている社員がいるならエンジンもかかりますが、そうでないとモチベーションが保てません。

なぜこうなったのか?自問自答する毎日が続きます。
皆が一歩前に出る気持ちを持ってくれれば会社は変わるのになぁと思ってしまいます。

自分で仕事を創るという意識を持った社員を育てないと、いつまで経っても社長頼みになってしまいます。でもこれを解消するのが一番難しいです。

誰か一人でも社長と一緒になって会社を変えようと努力してくれる人が出て来ると助かるのですが・・・

中小企業では売上や業績も大事ですが、それ以上に自分と一緒になって頑張ってくれる仲間づくりが大切だと思います。同じ気持ちを持った社員がいれば、業績が悪くても乗り切ることは可能です。

会社は社長一人のものではなく、従業員全員の大切な器であることを常に教える必要があると思います。

【最新情報はこちらから】経営コンサルタントは武内コンサルティング