何かをやろうとしてもスムーズにいかない。企画は良いが、実践・実行が遅いという会社をよく見かけます。リーダーシップを取る人がいないのではなく、会社のあり方自体に問題があるようです。

その一つが風通しが悪いということです。部や課での会議・ミーティングはきっちりと実施されていても横断的な会議・ミーティングを時折行い、本音でぶつかり合わない限り、何も解決されません。

誰が口火を切って、開催を呼び掛けるべきだと思います。腫れものに触るような状態で誰も言い出さないというのは良くないことです。わかっているなら開催すべきです。

伸びる会社は、自然発生的にこの横断的な会議をなさいます。業績が上がらない原因は風通しの悪さにあります。自分の部署のことだけ、自分の仕事のことだけを考えるのではなく、もう一段高いところから会社のためにどうあるべきか考えることが大切だと言われます。

会社全体で、改善・改革を図らないといけない課題が必ず出て来るはずです。逆に、そのような課題を積極的に見つけて、会議を開催するのが上長の役目ではとも思います。

各部署ごとの思いはあると思いますが、お客様やクライアントに迷惑をかけないこと。あるいは社内の他部署の方に迷惑がかかるような仕事はすべきではないです。

たった一人の方が我を張って、前に進まないというようなことがないように、皆が協力し合う、思い合う気持ちが大切です。

月に1回、あるいは数か月に1回、風通しを良くするための会議を開催されませんか?業績回復のためには避けては通れないと思います。

そういう必要性を感じられたならば、業績回復は目の前に見えているのと同じです。皆、心の中では思っていても切り出せないものです。

組織の壁を超えて本音でぶつかり合うことができる場を設けること。
それが今会社の中で一番大事なことのように思います。

ただし、協調性を皆が持つことが条件です。